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ケータイ刑事銭形零26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形零」の第26話(2nd.13話・最終話)「さよなら、愛しき人! ~保険金連続殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目の増補となる今回は、事件現場に関する事柄から「雑木林」について、「不法投棄」について、遺体に対してこれが行われたことから「身元確認」について、「歯形」について、「カルテ」について記します。尚、「雑木林」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 4」で、「カルテ」は「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/22付です。)

雑木林」:一般的に使う場合と専門用語として使う場合で、読み方、及び意味が変わる言葉である。(但し、一般的に読む場合は「難読漢字」の一つとして知られているが、専門用語の読み方は意外と簡単に読めるかも知れませんね。)

一般的には「ぞうきばやし」と読む。(難読漢字の一つとなっていて、中学入試などでは出題の多い漢字でもある。)意味は、種々の雑木が混じって生えている林のことである。この場所にある樹木は良材にはなることはなく、せいぜい薪として利用する程度である。そのため、「高価な(質の良い)木材を得ることの出来ない林」という意味でも使われる。(早い話、どこにでもあるような普通の林のことである。)

英語では「Copse」または「Brush」といい、ドイツ語では「Verschiedener Bäume」、フランス語では「Bosquet de Divers Arbres」、イタリア語では「Boschetto di alberi miscellanei」、スペイン語では「Bosquecillo de Árboles Misceláneos」、ポルトガル語では「Arvoredo de Árvores Diversas」、中国語では「雑木林」と言う。

一方、林業産業の専門用語としての読み方は「ざつぼくりん」である。(一般的には使わない言葉であって、この読み方も専門家の間でしか用いられないものである。)林野庁が主に昭和30年代(1955年から1964年の間)に行った有用樹種を植えて作った人工林に対して、自然のままの林のことを指す言葉として定義された言葉である。(人工的に植林していない林は、単一の原生林であっても、多種多様な木々が生えていても、全て「雑木林(ざつぼくりん)」と呼ばれた。→人工的に植えられていない林は全てこれに含まれることになる。)

当然のことながら、「ざつぼくりん」と読むのは役所を含む林業関係者であって、その数は多くない。よって、一般的にはこの意味は知らなくても問題はない。(林業関係に進もうという人は別ですが...)

「ぞうきばやし」という読みは難読漢字の代表的なものの一つとして知られていて、漢字の読み方テストへの出題が非常に多い。一方、「ざつぼくりん」という読み方は、「ぞうきばやし」という一般的な読み方を知らない場合、素直な読み方であるということが出来る。また、「雑木林」の読みの際、不正解の回答としては一般的なものである。→学校のテストで出た場合、「ざつぼくりん」と回答して、専門用語である、として先生に食いついたが、先生がその専門用語を知らず、専門書まで引っ張り出して「ざつぼくりん」という読み方が間違いではないということを主張した知り合いが過去にいました。その父親は林業関係者だったことから、お父さんに教えて貰ったのでしょうね。(が、そこまでして点数を稼がなくても...と思いましたけど...)

不法投棄」:「投棄」とは文字通り「投げ捨てること」である。また、「不法」とは法律に背くことを言う。よって、「不法投棄」とは、法律に反する形でゴミを捨てることをいう。

特に、法的には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法と呼ばれている。)に違反して、同法に定められた処分場以外の場所に廃棄物を投棄することをいう。

また、家庭ゴミでも、ゴミ収集場所以外の所に捨てると、それも「不法投棄」になる。リサイクルが義務づけられている家電品(テレビや冷蔵庫、洗濯機など)も定められた手順以外で捨てると、それも不法投棄になる。更に、定義に従うと、タバコ屋空き缶のポイ捨ても「不法投棄」に該当することになる。

法的には、不法投棄を行った人の責任が問われるが、それ以外にも、監督を怠った排出事業者も撤去などの処理を行う命令を受けることになり、罰金刑が適用されることになる。また、不法投棄されたものを撤去するなどの措置命令を受けることになり、その費用も負担させられるため、罰金以上に負担を強いられることになる。それでも、産業廃棄物の不法投棄は続いていて、大きな社会問題になっている。

英語では「Illegal dumping」、ドイツ語では「Illegales Wegwerfen」、フランス語では「Dumping illégal」、イタリア語では「Scaricando illegale」、スペイン語では「Ilegal descargando」、ポルトガル語では「Ilegal esvaziando」、中国語では「非法丟棄」と言う。

身元確認」:「身元(みもと)」とは、その人の素性、境遇、身上のことである。それを確認すると言うことは、その人が誰なのかを明確にすることである。

特に、事件や事故の場合、被害者が誰なのかを特定することは重要なことであって、捜査の基本である。(身内の人に連絡をする必要もありますし...)

英語では「Identification」、ドイツ語では「Identifikation」、フランス語では「Identification」、イタリア語では「Identificazione」、スペイン語では「Identificación」、ポルトガル語では「Identificação」、中国語では「身分確認」と言う。

歯形」:歯で噛んだ後に残る歯の形のこと、または歯並びの形のことである。一般的には前者の意味で使われていて、例えばリンゴをかじった時、リンゴに残るのが歯形である。

歯形は、人それぞれに違いがあって、人の指紋と同様に基本的に、人それぞれで異なっている。そのため、指紋で人物特定出来ない場合に、人物を特定する作業を行う場合、よく用いられるものである。

尚、食べ物に歯形を残すことは行儀の悪いこととされている。箸で切り分けたり、ナイフとフォークを使って一口大に切り分けてから口に運ぶのが礼儀である。どうしてもかじらなければならない食材に歯形が残ってしまう場合は、その噛んだ後に、噛んだ部分の両端部分を小さく噛んで、歯形を消すように食べていくのが礼儀である。

英語では「Tooth Mark」、ドイツ語では「Zahnfleck」、フランス語では「Marque de la Dent」、イタリア語では「Marchio di Dente」、スペイン語では「Marca del Diente」、ポルトガル語では「Marca de Dente」、中国語では「齒型」と言う。

カルテ」:日本語では「診療録」と言う。ドイツ語の「Karte」から来ている言葉であって、診療記録カードのことである。(ドイツ語の「karte」は英語の「card」という意味である。)医学用語はドイツ語から来ているものが多いが、これは明治の時代、日本は西洋医学をドイツから学ぶという体制を採ったためであり、ドイツ語の単語をそのまま日本語にしたためである。「カルテ」はその代表的な言葉としても知られている。

実際、医療現場で使用されている「カルテ」とは、医者が患者を診察した時、病状や症状を記入するカードのことである。(尚、日本の医師法では「カルテ」とは呼ばずに「診療録」と呼んでいる。)で、医師が患者の診察を行った場合は、その内容をこれに記すことが法的に義務づけられている。(記録する内容は、最低でも、診察を受けた者の氏名、住所、性別、年齢、病名、主要症状、治療方法、処方および処置、診療年月日を記すことと定められている。)また、病院や診療所では、管理者が、その他の医療機関では医師が、それぞれカルテを5年間保存しなければならない、ということも定められている。

これは診察記録として残るものであるが、中には仕方なく記している医師がいて、書いた本人であっても、後からそれを見ても、何が書いてあるのか判読できないというようなケースもあって、色々と問題となっていることもある。(要するに、ミミズが這ったような読めない文字で書かれているということである。)

近年ではその改善と管理体制の一元化、効率化のために、「電子カルテ」と呼ばれるものが登場し、紙(カード)に記録するものから電子的なシステムに置き換わりつつある。紙カルテに対してメリットもいくつかあるのだが、デメリットもあるのは当然のことである。そのデメリットが解決されていないこともあって、国が音頭を取って全国的な展開を進めようとしているにも関わらず、進展が遅いのが現状である。(特に、医療機関が問題視しているのは、停電時は全く使えなくなるが、そういう非常時の問題が大きいとされている。)→そのため、中には、診察の際には紙カルテに記入して、それをスキャナで取り込み、閲覧と保管を電子ファイルで行うという中間のシステムを使っている病院が結構ある。(過去の記録は閲覧できれば良く、改ざんされないことを考えると、この方法はそれなりにメリットもある。但し、この方法自体のデメリットがあるのも事実である。)

英語では「chart」と言うが、「Medical Record」「Clinical Record」若しくは単に「Record」と言う場合もある。また、ドイツ語では「Medizinische Aufzeichnung」、フランス語では「Dossier Médical」、イタリア語では「Record Medico」、スペイン語では「Registro Médico」、ポルトガル語では「Registro Médico」、中国語では「病歴」と言う。

 

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