ANTENNA『SWAY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1991年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。パンドとしてはインディーズ・シーンでの活躍に留まり、ブレイクすることは無かったものの、オルタナ系のバンドとして知られているのは、'80'sにBLAKE BABIESで活動していたJOHN STROHMの存在があるためでもある。
収録曲は以下の全13曲である。『Delta 88』『Snakes』『All I Need』『23』『Girl Who Fell To Earth』『Eyes Of A Stranger』『Spinning Dreams』『Sleep』『Say A Prayer』『7 Times』『Weight Of The World』『Cast Away Demons』『Blood Red』。
この中からは『Sleep』がシングルとして1992年にリリースされているが、特にヒットというようなことにはならなかった。
お薦め曲としては、『Delta 88』『Girl Who Fell To Earth』『Sleep』『Weight Of The World』という所をピックアップしておく。
バンドとしての彼らは完全に'90'sになってからであって、'91の結成で'94年の解散ということで、活動期間は決して長くないのだが、'80'sのサウンドを引きずっている所と、それらを断ち切った'90'sとのものとが混在している所はなかなか面白いところである。また、'90'sは「混迷の時代」ということになるって行くのだが、それを象徴するような所もある。
音楽史には名前が残るような記録を残したバンドではないが、サウンドの方が時代を反映していたものであっただけに、当時のサウンドを知ると言うことで、耳を傾けてみるのも面白い所ですね。が、インディーズ・バンドだったということで、現在では本アルバムは入手しにくいのも事実である。まあ、中古店を足を使って根気よく捜す、というコレクターとしての楽しみがあるのも事実であるので、そういう方面を楽しむというのもまた面白いことですけど...
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