AARON NEVILLE『BRING IT ON HOME: THE SOUL CLASSICS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2006年に発表されたアルバムである。タイトルから分かるように、往年の名曲を歌っているアルバムである。現在ではキャリアとして50年を超えている彼であるが、本アルバムは45年目の作品で、65歳になっているが、まだまだ元気な所を示しているアルバムとなった。チャート成績の方も、Billboardで最高位37位を記録していて、チャート成績の点では彼のアルバムの中では上位にくるものとなった。(セールスではゴールド・ディスクにも達していないが、それだけセールスのマスが減っていると言うことでもある。)
収録曲は以下の全13曲である。『Rainy Night In Georgia』『Ain't No Sunshine』『(Sittin' On) The Dock Of The Bay』『Stand By Me』『You Send Me』『Respect Yourself』『When A Man Loves A Woman』『Let's Stay Together』『It's All Right』『People Get Ready』『My Girl』『Ain't That Peculiar』『A Change Is Gonna Come』。
尚、この中からは『It's All Right』が本アルバムからのシングル・カット曲としてリリースされていて、BillboardのACチャートで最高位28位を記録している。
お薦め曲は全部と言いたいところであるが、彼の持ち味をたっぷりと堪能するという意味から、4曲ある共同名義の作品は外し、更にスタンダード・ナンバーとして多くのミュージシャンがカヴァーしている『Stand By Me』『When A Man Loves A Woman』『My Girl』辺りを他のミュージシャンのバージョンと聞き比べてみることをお薦めするという意味からピックアップしておくのと、『Ain't No Sunshine』『It's All Right』『A Change Is Gonna Come』を好みで拾っておくことにする。
本アルバムは、本Blogで取り上げるには余りにも新しい作品であるが、往年の名曲が新たな形で収録されているということで、昔のものと聴き比べると言うことが出来るという楽しみがあって、ベスト盤とはまた違った楽しみ方が出来るのは歓迎である。また、彼はキャリアもあって、歌唱力、表現力もあるベテランの円熟したボーカルをたっぷりと堪能できるアルバムとして仕上がっているので、若い時のアルバムと聴き比べるのも、ベテラン。シンガーの作品として楽しむのも、それぞれ面白い所である。また、円熟ぶりから安心して聴くことの出来るアルバムでもある。ということで、じっくりと聴き入りましょう!
Bring It on Home-the Soul Classics
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2009/04/07
- メディア: CD
Bring It on Home: The Soul Classics
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Burgundy S
- 発売日: 2006/09/19
- メディア: CD
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