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「BETRAYED BY LOVE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年のアメリカ映画「愛の疑惑」である。日本では劇場未公開のサスペンス作品である。FBIの現職捜査官が不倫関係にあった女性を殺害したという実話を元にした物語で、サスペンス作品である。が、サスペンスと言うよりもエロさの方向に中途半端に走ってしまったことで、日本で劇場未公開になったのも当然と分かる作品ですけども...(それでもかつてはLDでリリースされていた作品です。)

作品データを記しておくと、時間は92分、監督はジョン・パワー、脚本はアラン・シャープ、撮影はハー・メイシャス、音楽はジョージ・S・クリントンである。そして出演は、パトリシア・アークエット、スティーヴン・ウェバー、メア・ウィニンガム、ペリー・ラング、クリストファー・カリー、ジム・ヘイニー、レイチェル・ダンカン、ランディ・オグレスビー、たちである。

銀行強盗事件を追っていたFBI捜査官のジェフ・アベリーは、捜査でケンタッキーのある田舎町にやってきた。そして、事件の鍵を握っているディーン・ウィルソンと会った。2人は互いに惹かれ合い、激しく愛し合う男女の関係になる。退屈な日々から脱するためにもディーンはジェフとの新生活を夢見るようになる。やがてティーンは妊娠していることが分かる。が、野心を持つジェフには次第にディーンが疎ましく思えるようになっていく。そして、ちょっとした口喧嘩からジェフはディーンを殺してしまった...

この事件はFBIの汚点の一つとして知られている事件であって、結構有名なものである。本作はそれを映画化しているとはいっても、エロティック・サスペンスという方向にしてしまったため、問題の事件についての描写が甘くなってしまい、B級の範疇の作品になってしまった。まあ、そうなったことで、サスペンス作品として、またFBIを揺るがした事件を描いた作品としてではなく、単なるエロティック・サスペンスの一本として、別の目的での鑑賞が出来ることになってしまったということで...(が、それにしても、中途半端な描き方ですね。)

P・アークエットが本作に出演したことということを黒歴史にしているのもよく分かりますね。ということで、そういう作品です。

 

↓ビデオです。

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