松本零士「オズマ」#1 [アニメ]
WOWOWの20周年記念ということで、松本零士作品の新作の登場となったが、松本作品の新作というと、久しぶりという感じがするが、内容的には松本作品らしいものであって、「久しぶり」という感じは全く無かったですね。
尚、本作は温め続けていた作品の映像化という触れ込みになっている。が、良く言えば「温め続けていて、練り上げた」となるが、悪く言えば「お蔵入りしたものを引っ張り出してきた」ということになる。で、今後の展開次第で、良い方に転ぶと「温め続けていた」ということが強調されて、じっくりと作られた作品と語られ、悪い方に転ぶと、「お蔵入りだった」ということが強調されて、やっぱりか...、ということになる。また、この判断は今後にかかっているということになりますけど...
兎に角、松本作品らしいキャラクターが登場している作品であって、絵を見ただけで彼の作品ということが即座に分かる。が、彼の彼の生み出した有名すぎるあの人気キャラとは別キャラであるのに、その人気キャラを彷彿させねキャラクターが登場していて、如何にもという所でありますね。また、物語の舞台が砂漠化した未来の地球であるとか、人類は減少している、クローン人間が支配している、などは近未来SF作品では定番過ぎる設定である。ということで、どことなく'80年代の作品という雰囲気のする作品でもありました。
兄の仇である謎の巨大移動体・オズマを追いかけている少年・サムは、ある日、砂漠で地球を支配しているクローン人間ICの組織する軍・シーシアスに追われていた少女を救った。そして、自分の居場所である砂賊船バルダノスに連れ帰った。助けた少女はマヤと名乗った。
しかし、軍は少女を追ってきて、バルダノスは包囲されてしまう。女船長のバイナスはそれに対して船を発進させて、軍の攻撃を間一髪で躱し、その場を逃げ、砂の中に潜航した。ということで、バルダノスとシーシアスの司令官ギドとの追っかけっこが始まった。
スタートということで、まずは舞台設定、状況、主人公の主だった所が描かれるということで、まずは無難なスタートでした。
ただ、シーシアスの司令官ギドが松本キャラではなく、某人気アニメのあのキャラを意識しているようだとか、バルダノスの船医(女医)がのんべえのようで、実写版の「宇宙戦艦ヤマト」から引っ張ってきているみたいとか、「んっ?」と思ってしまう所もありましたけど...
そんな中、最もガッカリしたのは、初回放送は45分枠であったのに、本編は23分しか無かったことですね。再放送枠が30分枠になっていることから、本編は25分前後になるだろうと予想していたものの、23分だったというのはね~。(全6話で150分ぐらいと思っていたが、この様子だと、全6話で140分を割るということもありそう...)で、23分ということは、後に他局での放送も考えての時間配分と言うことなんですかね...???
↓主題歌はこれだけど、雰囲気が合っていないと感じた...
↓本作はこれとは別物語です。
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