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「THE CAR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1977年のアメリカ映画「ザ・カー」である。日本での劇場公開は1977年8月であった。無人の車が人を襲うという恐怖映画であって、「ジョーズ」を車に置き換えた様な恐怖を与える作品である。

作品データを記しておくと、時間は99分、原案はデニス・シュリアックとマイケル・バトラーの2人、監督はエリオット・シルヴァースタイン、脚本はデニス・シュリアック、マイケル・バトラー、レイン・スレートの3人、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はレナード・ローゼンマンである。そして出演は、ジェームズ・ブローリン、キャスリーン・ロイド、ジョン・マーリー、R・G・アームストロング、ロニー・コックス、ジョン・ルビンスタイン、キム・リチャーズ、カイル・リチャーズ、たちである。

サンタイネスという西部の小さな町の郊外で、アベックやヒッチハイカーたちが連続してひき殺されるという事件が起こった。保安官のウェードは自分の子どもを恋人のローレンが務めている学校に送ってから現場に向かった。捜査を始めると、目撃者・エイモスは、車の運転者はいないと言う。その翌日、再び車が、子供たちが遊んでいる広場に突入して子供たちを襲った。ローレンは車に対して罵った。また、警官たちは発砲するが、車には全く通じなかった。ウェードは逃げる車をバイクで追ったが、車はウェードをドアに叩きつけて逃走していった。負傷したウェードが病院にいる間に、車はロレーンをひき殺していた。それを知ったウェードは復讐に燃えて、車を爆破して始末するという作戦を立てて、その準備を進める。町外れの渓谷に爆薬をセットし、ウェードはバイクで車をおびき出し、渓谷に車が突っ込むと、大きな爆発が起こった。が、車は...

車の恐怖ということでは「激突!」という作品があり、また人を襲う恐怖ということでは「ジョーズ」がある。本作はその2つの作品を組み合わせたような作品となっていて、また、描き方もその2作を意識している。(ストーリー展開もその2作品に似ている。)結果的にはB級作品の範疇の作品であるが、着眼点はなかなか面白く、作品としても悪くない。ただ、大作志向の方には辛いと感じるところも見られるが、'70'sのブームになった要素を取り込んでいる所など、作品の製作された時期のことを考えると、色々面白い作品である。

 

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