CHUCK MANGIONE『FEELS SO GOOD』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1978年に発表されたアルバムであって、以前はジャズ・トランペッターとして知られていた彼がフリューゲルホルン奏者として世界的に知られるようになったアルバムである。また、本アルバムの大ヒットは、フュージョンという分野を世界的に知らしめることにもなり、彼の代表作になったアルバムである。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位2位を記録し、1978年の年間アルバム・チャートでも堂々6位にランクインする大ヒットになった。
収録曲は以下の全6曲である。『Feels So Good』『Maui-Waui』『Theme From 'Side Street'』『Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)』『Last Dance』『The XIth Commandment』。
この中からシングル・カットされたのは『Feels So Good』であって、BillboardのHOT 100で最高位4位を記録し、1978年の年間シングル・チャートでも21位にランクインしている。尚、普通のロック/ポップスなどの楽曲であれば、この順位では大きなヒットに入るものの、取り立てて語るようなレベルではないが、インスト・ナンバーであって、ジャズ系のものとされる楽曲が、ジャズ・チャートではなくて総合チャートであるHOT 100記録しているのだから、超大ヒットということになる。
お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーであり、彼の代表曲である『Feels So Good』と、10分を超える大作である『Maui-Waui』と『Last Dance』をピックアップしておく。尚、アルバム・バージョンの『Feels So Good』も10分には達していないが、9分半を越えている大作である。(シングル・バージョンは3分半弱である。)ということで、本アルバムは、収録曲数は6曲であるが、時間は46分弱ということで、聴き応えは十分である。
『Feels So Good』は現在でも耳にすることが多い曲であるだけに、全曲ということは無くてもサビの部分などは、誰でも何処かで耳にしたことがあるでしょう。また、この曲は当時のフュージョン・ブームを代表する曲でもある。それだけに、10分弱という聴き応え十分のアルバム・バージョンをじっくりと聴いておくべきである。
また、それ以外の曲も聴き応え十分の曲が集まっているので、是非、お手元に於いておきましょう。手元にあって、いつでも聴くことが出来る状態にしておいても全く損の無い傑作アルバムである。
- アーティスト: チャック・マンジョーネ,クリス・バダラ,グラント・ガイスマン,チャールズ・ミークス,ジェームス・ブラッドリーJr.
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/05/21
- メディア: CD
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