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「博奕打ち」(その6) [映画(邦画)]

今回は、3本製作された1968年の作品の中から、残っているシリーズ第6作についてです。劇場公開は1968年9月であった。

シリーズ第6作いかさま博奕」(1968年)
作品データを記しておくと、1968年の東映京都の作品であって、時間は91分、監督は小沢茂弘、脚本は村尾昭と高田宏治の2人、撮影は山岸長樹、美術は矢田精治、音楽は津島利章である。そして出演は、鶴田浩二、若山富三郎、中村玉緒、橘ますみ、時美沙、遠藤辰雄、天津敏、石井富子、藤山直子、川谷拓三、八名信夫、汐路章、浪花五郎、上田吉二郎、国一太郎、都賀静子、沢彰謙、東龍子、有川正治、丘路千、野口泉、平沢彰、蓑和田良太、日高綾子、岡田千代、高並功、秋山賢、大木勝、那須伸太朗、たちである。

北陸のある温泉町。博変打ちの銀次郎は大金を賭けた勝負でその土地の清市に勝った。清市は借金を返そうとして、娘・おしのを身売りさせて、その金で最後の勝負をしたが、勝負に敗れたことで次の日に自殺してしまう。銀次郎はそのことを知ると、おしのを身受けすめ金を稼ごうとして賭場に向かった。しかし、今度は関西の博徒・竜吉のイカサマに引っかかって敗れてしまった。そんな銀次郎は子分になりたいという長八を連れて大阪に行き、竜吉が草鞋を脱いだ大貫一家の賭場に足を運んだ。そして、竜吉のイカサマの裏をかいて大勝した。しかし、大貫は、その場では銀次郎を帰したが、帰途を襲わせた。そんな銀次郎を救ったのは、銀次郎が大阪駅で、スリに財布をすられて困っていたのを助けたおりんだった。銀次郎は飛田遊廓におしのがいることを知り、今度こそ身受けしようとするが、大貫が邪魔をした。おりんは銀次郎のために、おしのを身受けするのに必要な金を作ろうとして、自分の身体を賭けて賭場に現わた。が、相手が竜吉であることから、長八がおりんに代って竜吉と勝負したが、イカサマで負けてしまう。急を聞いて駆けつけた銀次郎は再試合をすると誓い、その場を去り、勝負に備えた。竜吉はその時間でイカサマの仕掛けを念入りに整えた。そして勝負の時がやってきた。最初は銀次郎が優勢だったが、竜吉がイカサマの仕掛けを駆使しだしたことから、状況は変わる。しかし銀次郎は、蝋燭の光を利用していることに気づき、自らもその仕掛けを札に仕込んだ。そして運命の大勝負。結果は銀次郎が勝った。で、銀次郎はおしのを身受けし、おりんの借金も清算した。が、その帰り道、大貫一家が再び銀次郎を襲った。が、竜吉は大貫の余りにも非道なやり方に嫌気が指して、銀次郎の味方になった。そして激しいバトルが繰り広げられ、銀次郎は大貫を倒し、一家を潰した。しかし、竜吉は重傷を負い、銀次郎の腕の中で死んでしまった...

本シリーズの売りである賭博対決と、悪どい組との対立という所はしっかりと見せてくれるが、任侠道という所が少し弱いように感じられる。が、本シリーズは、任侠映画シリーズであるものの、賭博の勝負を見所にしていると言うことを考えると、こういう作品があってもいいでしょう、といったところですね。

 

いかさま博奕 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS


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