CHRISTINE McVIE『IN THE MEANTIME』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2004年に発表された彼女の3枚目のソロ・アルバムである。ソロ・アルバムとしては丁度20年ぶりということになり、前年に発表されたFLEETWOOD MACのアルバムでもクレジットは「Additional musician」となっていただけに、まさかまさかのソロ・アルバムとうことになった。(本Blogで取り上げるには、余りにも新しいアルバムということになるが、彼女は'60'sから活躍しているミュージシャンであるので、取り上げることにしました。)セールスやチャート成績ということでは「さっぱり」という部類に入るが、第一線を退いてしまったと思われていただけに、まさか新譜とお目にかかれるとは、ということで、旧来からのファンを喜ばせることになったあるばむとなった。ちなみに、チャート成績は、アメリカではチャートインせず、イギリスでは最高位133位であった。
収録曲は以下の全12曲である。『Friend』『You Are』『Northern Star』『Bad Journey』『Anything Is Possible』『Calumny』『So Sincere』『Easy Come, Easy Go』『Liar』『Sweet Revenge』『Forgiveness』『Givin' It Back』。
この中からシングル・カットされたのは『Friend』であるが、彼女のシングルということでは20年ぶりということになった。チャート成績は、BillboardのACチャートで最高位29位を記録下だけであった。(HOT 100にはチャートインしなかった。)
お薦め曲は、シングル曲の『Friend』、そして『You Are』『Anything Is Possible』『So Sincere』というところをピックアップしておく。
前年のFLEETWOOD MACりアルバムには2曲に参加しただけということで、彼女の声や演奏は打ち止めだと思われていただけに、実に嬉しいアルバムである。また、サウンドの方もポップなところ、ロックなところがあるが、何と言ってもFLEETWOOD MACそのものというような楽曲もあって、水を得た魚のように実に活き活きとしている。そして、35年を超えるキャリアの集大成と言っても良いような完成度の高いアルバムとなっている。
セールスということでは話にも出てこないような範囲であったが、セールスと内容は比例関係にあるものではなく、往年のファンを歓喜させたということだけで、その存在と価値を評価することが出来るアルバムである。
FLEETWOOD MACを聴いていたという方は迷うこと無く聴いておきましょう!!
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