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「CAT PEOPLE」(1942) [映画(洋画)]

表題の作品は1942年のアメリカ映画「キャット・ピープル」である。日本での劇場公開は1988年5月であったが、それ以前にTVで放送された時には「猫人間」のタイトルであった、また、本作は1981年にリメイクされている。(同名タイトルのため、製作年を記すことで区別しています。)

作品データを記しておくと、時間は73分、白黒作品である。監督はジャック・ターナー、脚本はドゥウィット・ボディーン、撮影はニコラス・ムスラカ、音楽はロイ・ウェッブである。そして出演は、シモーヌ・シモン、ケント・スミス、トム・コンウェイ、ジェーン・ランドルフ、ジャック・ホルト、アラン・ネイピア、エリザベス・ダン、エリザベス・ラッセル、たちである。

造船技師のオリヴァーは、セントラル・パークの動物園で、黒豹の写生をしていたデザイナー志望の若い女・イレーナと知りあった。直ぐに恋に落ちた二人は結婚した。しかし、イリーナはオリヴァーに対してキス1つも許さなかった。というのは、イリーナは猫族の血を引いていて、猫族に伝わる伝説で、人間と結ばれて興奮すると黒豹に変身してしまい、相手を食い殺してしまう、ということに悩んでいたのだった。オリヴァーはイリーナが悩んでいることから精神分析を受けることを勧めた。で、イリーナは精神科医・ジャッドの診療を受けた。しかし、逆に彼女の精神状態は悪化してしまう。そしてオリヴァーの表情も次第に暗いものになっていく。すると、オリヴァーの同僚であるアリスがオリヴァーを慰めるようになる。そしてイリーナは、アリスとオリヴァーが談笑している所を目撃した。それ以来、アリスは常に何者かの気配を感じるようになった。まもなく、オリヴァーはイリーナに離婚話を持ちかけた。その夜、オリヴァーとアリスは黒豹に襲われたが、事なきを得た。それからまもなく、イリーナはジャッドに犯されそうになる。その時イリーナは黒豹に変身し、ジャッドを殺してしまった。我に返ったイリーナは、そのことに傷つき、セントラル・パークの黒豹たちを檻から解放してやった...

このジャンルの作品では古典として、余りにも有名な作品である。製作から70年という歳月が流れたことで、撮影技術などは現在のものとは大きな差があるのは言うまでもないが、白黒画面を通して描かれる職人技の技術は、違った意味で面白いものでもある。

時間的にも中編と言ったようなものであるだけに、一度は見ておくべき作品である。

 

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