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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その254) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「歴史のあるもの?」です。(疑問符を付けている所が今回のポイントです。)取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からは「007は二度死ぬ」です。

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。「本家VS元祖、女将の戦い! ~フグ毒殺人事件」という物語。ちゃんが河豚の真似をするという所があって、それが見所にもなっている遊び心満点の物語である。また、ちゃんが、従姉妹のちゃん(同じ次女ですね。)の必殺技(嘘泣き)を繰り出すが、相棒の高村さんはそれに負けず、逆にちゃんを玩具にしていたが、シリーズでも珍しい所が見られる物語でした。

河豚料理の食事券を手に入れた高村さん。が、誘った相手がキャンセルということで、結局、ちゃんと行くことになった。2人がやってきたのは「鉄砲フグ本家」という河豚料理店だった。が、高村さんが手に入れた食事券は「元祖鉄砲フグ」という河豚料理店のものであった。鉄砲フグ本家と元祖鉄砲フグは向かいにあるライバル店であって、両店の女将はいつも対立していて仲が悪かった。

鉄砲フグ本家の女将は、高村さんが出した食事券が元祖鉄砲フグだったことから、態度が急変し、自分の店を自慢気に語った。「鉄砲フグ本家は元禄3年(=1690年)創業で、古くは8代将軍吉宗公が足繁くお通いになられた、老舗中の老舗にございます」そして、玄関脇に飾られている色紙を見せた。その色紙には葵の御紋が入っていて、「元祖鉄砲フグさん江~ 八代将軍徳川吉宗」と記されていた。

それを見た高村さんは「わぉ~!これ、歴史的なお宝?」と言って感激し、女将は直ぐに「はい」と自慢げに返した。しかしちゃんは、色紙を見ると呆れたという表情となって、「江戸時代にサインペンはありませんよ」と冷静にその色紙がインチキであることを口にした。

で、2人は食事券のある元祖鉄砲フグに行くことにした。すると、女将は「よく、フグの毒が当たるという噂がございます。お覚悟なさった方がようございますよ」とイヤミたっぷりに言っていた。

で、元祖鉄砲フグにやってきた海ちゃんと高村さん。その店の看板を見てお店を確認した高村さん。しかし、その日はテレビ撮影のために休業するという貼り紙をちゃんが見つけた。そんな所に、テレビ・レポーターのキャッシー若村がやってきて、高村さんに近づき、「草刈正雄似のイケメンが」と言って笑顔を見せた。これに高村さんは「僕、よく言われる」と返し、飛び跳ねて嬉しいという気持ちを表した。で、高村さんとちゃんはテレビのロケに参加することになった。(出演料として、キャッシー若村のサイン入りの番組特製タオルを貰った。)→高村さんを演じているのは草刈正雄だからこそ成り立つギャグでもある。

で、料理番組の撮影が始まるが、河豚を食べたキャッシー若村が突然苦しみだし、その場を少し歩くと倒れた。で、ちゃんが調べると、キャッシーの心臓は停止していて「亡くなってます」と告げた。高村さんは「フグ毒?当たり?」と口にしていた。で、キャッシー若村が変死したことで、ちゃんと高村さんは直ちに捜査を開始した。

で、元祖鉄砲フグの女将に話を聞くことにしたちゃんと高村さん。女将は「あの女の陰謀よ。本家の女将が仕組んだに違いないわねぇ」と証言し、本家の女将とは何だって張り合ってくると言うことを語った。更に、「うちが水戸のご老公のサインを飾ったら、向こうは八代将軍のサインを飾ったり。こっちが副将軍だから、向こうは将軍にして勝ったつもりでいるのよ」と言った、で、これを聞いた高村さんはその言葉に驚いて立ち上がり、壁に飾ってあったご老公のサイン色紙(「副将軍 水戸光圀 1699.11.29」と記されてある。)を見た。で、「これ、黄門様のサインですか」と感激していた。しかしちゃんは「本物の黄門様は西暦は使わないと思いますよ」と、即座に、インチキを見抜いていた。

ということで、対抗心向きだしのそれぞれの河豚料理店には、歴史のある人物の名前を使った偽物の色紙を飾り、それを店の宣伝として利用していた。

尚、事件の方は、元祖鉄砲フグでの撮影の前に鉄砲フグ本家で撮影をしていて、本家の女将が毒の相殺効果を利用して、罪を元祖の方になすり付けようとしたものでした。

007」:「007は二度死ぬ」。1967年のシリーズ第5作であり、初代ボンドの5作目である。日本で大々的なロケが行われたが、高度経済成長期の日本であって、色々と時代を感じる所がある。また、日本のイメージも、時代的なものがごちゃ混ぜになっていて、独特の異様な雰囲気がある作品にもなっている。(それでいて、SF的な所もあって、そのギャップが面白いのですが...)

日本の秘密情報部のボス・タイガー田中は、地下鉄丸ノ内線のトンネルの真下に秘密基地を設置していた。また、秘密裏に移動するために、専用地下鉄車両(車両のデザインは丸ノ内線の車両と同じである。)尚、自宅は豪邸であるが、純日本風の屋敷である。

更に、秘密情報部としての兵力として、忍者部隊を有していた。忍者部隊の訓練は姫路城であって、ここには忍者部隊の訓練施設が設けられている。(当然、城を改造して使っていることになる。)ただ、秘密の部隊であるため、外見は姫路城であるが、姫路城ソックリのものを別の場所に作っているのかも知れないですが...

忍者部隊は、柔道、剣道、合気道などの武術は当然であるが、日本刀を使った剣術や手裏剣というものから、ライフル銃(普通のライフル銃ではなく、特別に開発されたものであって、容易に分解することも可能な銃である。また、普通の銃弾だけでは無く、手榴弾を発射することも可能な銃でもある。)を使った射撃訓練も行っている。で、それらの訓練が出来るだけの施設が用意されていた。(特に、手裏剣や射撃は、城内に人型の的が並べられていて、実際に手裏剣を投げたり、射撃訓練のための発砲が行われていた。)

実際、ボンドも、その忍者部隊の訓練所にやってきて、忍者の訓練を受けている。尚、その時、スペクターの回し者が忍び込んでいて、訓練の時にボンドの暗殺を企み、ボンドの訓練相手としてボンドに襲いかかっている。ボンドは身を守るためにその相手を倒して殺した。タイガー田中は直ぐにボンドが殺した者は自分の部下では無いことに気づき、敵が身近なところにまで忍び込んでいることから、作戦実行を早めるためにも訓練を急がなければならないことを痛感していた。(尚、敵が簡単に忍び込めることを考えると、場所的にも広く知られている姫路城がその場所であって、姫路城をもして別の場所に作られたものという可能性は低いでしょうね...別の場所であれば、姫路城もどきとして何かあると誰もが気づくため、警戒がより厳重になって、簡単には紛れ込めないでしょう。広く知られている姫路城だと、そんな所に秘密の訓練所があると、逆に考えないでしょうし...)

ということで、姫路城を改造していることから、国宝でもある歴史のある姫路城を利用していた。尚、城を改造しているということでは、現在では、殆どの城は、内部を観光のために資料館として改造(中には、エレベーターまである現代ビルのようになっている城もありますからね...)して利用しているのが当たり前になっているので、現代らしい利用法ということになる。

共通点は、歴史のあるものを利用しているということである。(但し、「ケータイ刑事」では歴史上の人物の名前を利用しているだけであって、利用しているものは偽物ですが...)また、どちらも(「ケータイ刑事」ではその内の一方の場所でしたが...)それのある所で人が死んでいる(「ケータイ刑事」では殺人事件、「007」では襲われての正当防衛である。)という所である。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では歴史上の人物の名前を利用したインチキ色紙の利用であるが、「007」は本物の城の敷地を利用しているということがある。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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