CLASSIX NOUVEAUX『LA VERITÉ』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1982年に発表された彼らの2nd.アルバムであり、かつ、彼らのアルバムの中では最もセールスの良かったアルバムである。チャート成績は、本国イギリスで最高位44位を記録している。'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの嵐が吹き荒れた時、その中心となったニュー・ロマンティックのバンドの一つである。ただ、アメリカの方ではその並には乗りきれなかったですが...
収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、2002年に再発された時に2曲のボーナス・トラックが追加されて全13曲になった。収録曲は以下の通りである。『Foreward』『Is It A Dream』『To Believe』『Because You're Young』『Six To Eight』『La Verité』『Never Again』『It's All Over』『1999』『I Will Return』『Finale』。(以下、ボーナス・トラック)『It's Not Too Late』『Where To Go』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Never Again』はイギリスで最高位44位を記録している。そして2nd.シングルの『Is It A Dream』は同11位を記録し、彼らのシングルの中では最大のヒットになった。3rd.シングルの『Because You're Young』は同43位を記録している。
お薦め曲は、彼らの代表曲である『Is It A Dream』とシングル曲の『Because You're Young』と『Never Again』、更に、アルバム・タイトル・ナンバーの『La Verité』、そして『It's All Over』と『1999』をピックアップしておく。
サウンドの方は、テンポが良く、ノリの良いものであるが、同時にSAL SOLOのボーカルもなかなかどうして聴かせてくれいて、聴き所がたっぷりである。
ニューロマンティック派となると、サウンドよりもビジュアルの方が重視される傾向があって、特に初期のニューロマンティック派の音楽は、音楽的には期待出来ないものもあるが、本作はアルバムとしても2作目になり、こなれた所を見せていて、完成度の方もハイレベルにある。
ということで、世界的にはマイナーな存在である彼らであるが、ニューロマンティック派の音楽でも彼らのように音楽的に高いレベルの者もあったということで、聴いておきたいアルバムの一つである。
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