「THE CELLAR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1989年のアメリカ映画「魔獣伝説 ザ・セラー」である。日本での劇場公開は1989年11月であった。実際に伝説として語り継がれているキャグウェイを、伝説の魔獣として描いた弧級ホラー・アクション作品である。
作品データを記しておくと、時間は86分、原作はデヴィッド・ヘンリー・ケラー、監督はケヴィン・S・テニー、脚本はジョン・ウッドワード、撮影はトム・ジェウェット、音楽はジョシュ・キャプランである。そして出演は、パトリック・キルパトリック、スザンヌ・サヴォイ、クリス・ミラー、フォード・レイニー、ダニー・モーラ、マイケル・レン、たちである。
150年前、インディアン・コマンチ族は開拓でやってくる白人たちを一掃するために、魔獣・キャグウェイを呼び寄せ、白人たちを食い殺すように呪いをかけた。それから150年が流れた現代。ウィリーは、父・マンス、継母・エミリーたちと共に夏休みを過ごすため、別荘へやってきた。が、その別荘の土地は、かつて、コマンチ族がキャグウェイの呪いを掛けた土地であった。そして、別荘の地下室に怪物が棲息していることをウィリーは知る。そのことを父に伝えるが信用して貰えない。インディアン・コマンチ族のサムは、彼の祖父がかけたキャグウェイの呪いについてをウィリーに語り、その怪物は呪いによって生み出されたキャグウェイで、白人たちを喰う怪物だというのである。そして、赤ちゃんの泣き声によってキャグウェイが復活して、おぞましい姿を現した。怪物の姿を見たことで、今までは全くその話を信じて因買ったマンスは、家族を守るために立ち上がり、一人で地下室に入り、キャグウェイと対決することに...
実際の伝説を知らなくても楽しめる作品である。また、物語の方も先読みが出来てしまうのと、恐怖感が今一つ出ていないため、所謂「B級作品」の範疇に入る作品である。(大作志向の方はそのままスルーした方が良いでしょうね...)まあ、B級作品がお好きな方であれば、色々と突っ込みながら楽しめる作品の一つ、といった平凡な作品である。
尚、本作は、かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されていないことからも、だいたい、どういう作品であるのかも分かるでしょうが、その通りという作品である。
↓ビデオです。
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