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ケータイ刑事銭形愛4話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形愛」の4話「お面でゴメン殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、被害者はこれのようなもので殺されたことから「日本刀」について、五代さんはこの人に描かせていたことから「目撃者」について、「似顔絵」について、それはこれを着ていたことから「着物」について、それは芝居のこれだったことから「衣装」について記します。尚、「日本刀」と「着物」は「・4話[裏ネタ編]PART 2」で、「目撃者」は「・2話[裏ネタ編]PART 7」で、「似顔絵」は「・2話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースらして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/1/24、26、29、30付です。

日本刀」:日本古来の方法で鍛えられた刀のこと全般を指して言う。刀質が優秀なこともあって、古くから海外でも知られている。

日本刀は日本で生まれたものであるが、刀剣が日本に登場した3、4世紀頃から存在したものではなく、現在の形となって登場したのは12世紀の平安時代末期になってからである。(丁度、武士の台頭という時期に合うことになる。)また、慶長年間(1596年~1615年)を境にして、それよりも古いものを「古刀」、新しいものものを「新刀」と呼ぶ。

日本刀と言っても、その種類は多く、「太刀」「刀」「合口」「短刀」「刀子(とうす)」「脇差」などが含まれる。広義では「長巻」「薙刀(長刀)」「剣」「槍」を含めることもある。

ちなみに、「太刀」と「刀」の違いは、共に長さが2尺以上という共通点があるが、前者は刃を下にして腰にはくものをいい、後者は刃を上にして腰にさすものをいう。また、「太刀」の方が歴史が古く、日本刀が生まれた頃から室町時代初期に隆盛を極め、「刀」は室町時代中期以降に作られるようになったものである。

武器としての役割を果たしてきた日本刀であるが、「折れず、曲がらず、良く斬れる」と言われるようにするためには非常に高度な製造上の技術が必要であり、戦国時代に終わりを告げて、戦が殆ど無くなった江戸時代になると、武器としてよりも、芸術品として扱われることが増えてきて、幾多の名刀とよばれるものが生まれている。

尚、現在では「銃砲刀剣類所持等取締法」(所謂「銃刀法」と呼ばれている法律です。)によって規制されていて、法令に基づき職務のため所持する場合などを除き、原則として所持は禁じられる。所持しようとすると、厳格な基準を満たした上で、所持しようとする銃砲、刀剣類ごとに、住所地を管轄する都道府県公安委員会の許可を受けなければならないと定められている。

一応、どのような者が規制されているかというと、刃渡り15cm以上の刀、やり、長刀、刃渡り5.5cm以上の剣、合口、45度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフが該当する。また、2009/1/5からは刃渡り5.5cm以上15cm未満の剣(ダガーナイフなどが該当する)についても所持が禁止された。(これには日本刀は当然含まれているが、現在では日本刀以外の刃物も色々と規制されている。)

英語では「Japanese Sword」、ドイツ語では「Japanisches Schwert」、フランス語では「Épée Japonaise」、イタリア語では「Spada Giapponese」、スペイン語では「Espada Japonesa」、ポルトガル語では「Espada Japonesa」、中国語では「日本刀」と言う。

目撃者」:「目撃」とは、事件や事故などの出来事を実際にその場で見ることを言う。(生で見ることである。最近流行りのパブリック・ビューイングやテレビの生中継などで見ることは、オンタイムであっても「目撃」とは言わない。)

「目撃者」とは、事件や事故などの出来事をその場で直接見た(=目撃した)人のことを言う。事件や事故を生で直接見ており、また、基本的に事件や事故の当事者にはならないということで、目撃した出来事に関する証言は重要なものになる。

英語では「Eyewitness」または「Witness」、ドイツ語では「Augenzeuge」、フランス語では「Témoin」、イタリア語では「Testimone Oculare」、スペイン語では「Testigo Ocular」、ポルトガル語では「Testemunha Ocular」、中国語では「目擊證人」と言う。

似顔絵」:人の顔を描いた絵の総称であって、その人物の容貌や特徴をとらえて描いたもの、またはその特徴をデフォルメして描いたものである。または「肖像画」の一つでもあって、似せて描いたものということから「似絵(にせえ)」のひとつでもある。また、江戸時代では、流行した浮世絵の人物画(役者絵や美人絵など)のことを指すことになる。(これらは特に「似顔絵」という言い方はされないが、意味的には「似顔絵」である。)

漫画に登場する人物絵の一部では、その人の特長をデフォルメして描いたもの(主にブラック・コメディにしたものが多い。)は典型的な「似顔絵」ということになる。

それ以外では、子供が描いたテレビ番組の登場キャラクターの絵を募集して紹介している番組があるが、それらの子供が描いた絵は、キャラクターの特徴を絵にしていることから、これらも立派な「似顔絵」の要件を満たしている。

写真はその時に、リアルタイムで撮影していないと得られないものであるが、似顔絵であれば、リアルタイムで見たときの記憶を辿っていき、色んな所で利用されることになる。この物語のように、事件の目撃者に作成を依頼すると言うことは、犯罪捜査では極一般的なことである。尚、捜査で用いられるモンタージュ写真も、似顔絵と同様の方法で、目撃者の記憶をダ採っていって製作されるものであるため、ある意味では「似顔絵」の一種と言うこともできる。また、犯罪捜査以外では、行方不明者の捜索で当人の写真が得られない場合、復顔した顔や成形した後の想像絵として利用することもある。

また、似顔絵はその場で比較的簡単に作成されるものであるため、パリなどの画家の卵が多く住む地区では、修行中の画家、無名の画家たちが観光地などの街角で似顔絵を描いて収入を得るということが行われていて、それらも観光のスポットになっている所もある。

尚、「肖像画」は写実主義で忠実に描くことが基本であるが、「似顔絵」の場合は忠実に描くのではなく、特徴を持たせて、似せて描くのが基本であるため、極端な話、「へのへのもへじ」で描いた顔絵も、目鼻口という人間の顔の特長を抽出しているので「似顔絵」ということになる。(しかし、それは誰なのか分からないなど、写実的でないことから「肖像画」とは言うことは出来ないのは言うまでも無い。)

英語、フランス語では「Portrait」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Porträt」、イタリア語では「Ritratto」、スペイン語では「Retrato」、ポルトガル語では「Retrato」、中国語では「肖像畫」と言う。

着物」:広義では、身につける衣服全般のことを指して言うが、特に断らずに言う場合は、洋服に対して、日本の古来からの衣服である「和服」のことを指して言うことの方が多い。そのため、「着物」と言うと「和服」のことという認識で間違いではない。(それ以外の衣服は「洋服」と言う。)

この物語でも、「和服」という意味での「着物」である。

「和服」は、日本古来からの衣服である。時代と共に変化をしているのは言うまでもない。また、明治になるまでは、日本の衣服は全て「着物」と呼ばれていて、「和服」という言葉はなかったが、明治になって西洋の衣服(所謂「洋服」)が入って来たことから、区別する必要が生じるようになった。そして洋服が普及していくにつれて、「洋服」と区別するということから「和服」という言葉が生まれることになった。これによって、日本古来の着物については「着物」と「和服」という2つの言い方がされるようになった。

実際、「洋服」については「服」と呼ばれることもあるが、「着物」と呼ばれることは殆ど無い。一方、「和服」については「着物」または「和服」と呼ばれる。また、英語をはじめ、殆どの言語では「和服」のことを「Kimono」という。中国語でも「和服」と言う。

衣装」:「衣」と「裳」のこと、則ち、一式揃った衣服のことである。また、芝居の世界では、俳優が演技の際に用いる衣服のことを指す。尚、能や舞楽の世界では「衣装」とは呼ばずに「装束(しょうぞく)」と言う。

日常生活で着用する衣服のことは特に「衣装」とは呼ばないが、祭などの文化的な催しで着用する衣服や、芝居で用いる衣服、更には宗教的な儀式の際に着用する衣服であれば、「衣装」と言う。則ち、日常着用する衣服ではなく、特別な場合に着用する衣服のことということになる。そのため、年に一度しか着用しない衣服も「衣装」と言う。→例えば、正月に着る晴れ着、ハロウィンでの仮装用の衣服、夏祭りで着ることの多い浴衣などは「衣装」と言って良い。

英語では「Clothes」、ドイツ語では「Kleidung」、フランス語では「Vêtements」、イタリア語では「Vestiti」、スペイン語では「Ropa」、ポルトガル語では「Roupas」、中国語では「服裝」と言う。

 

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