忌野清志郎『夢助』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2006年10月に発表された彼の6枚目のソロ・アルバムであり、生前に発表した最後のスタジオ・ソロ・アルバムとなった。(生前にベスト盤がリリースされているので、生前の最後のアルバムではなく、また、没後に未発表曲集を集めたアルバムがリリースされているので、最後のオリジナル・アルバムという訳ではない。但し、製作年代で語ると、本アルバムと逆転しますが...)
収録曲は以下の全14曲である。『誇り高く生きよう』『ダンスミュージック☆あいつ』『激しい雨』『花びら』『涙のプリンセス』『残り香』『雨の降る日』『THIS TIME』『温故知新』『毎日がブランニューデイ』『オーティスが教えてくれた』『NIGHT AND DAY』『ダイアモンドが呼んでいる』『あいつの口笛』。
尚、本アルバムからシングル・カットされた曲は無い。
お薦め曲は全部と言いたくなるところであるが、『誇り高く生きよう』『オーティスが教えてくれた』『ダイアモンドが呼んでいる』を特にお薦め、ということにしておいて、それ以外の11曲も聴いておくべき曲としておきます。
本アルバムは、実にソウルフルで、ボーカリストとして完成している彼をたっぷりと味わえるものになっている。捨て曲は無く、全14部で構成されている一大詩集と言うことの出来るアルバムである。完成度も高く、これ以上は無いという完璧なアルバムである。
発表当時、こんなにも完成度の高いアルバムを発表したら、次作はどうなるのか?というように感じたが、まさか本アルバムがラスト・アルバムになってしまうとは...という思いのある名作である。じっくりと聴き込みましょう!
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