「CHILD'S PLAY 3」 [映画(洋画)]
表題の作品は1991年のアメリカ映画「チャイルド・プレイ3」である。日本での劇場公開は1991年11月であって、同年3月の前作の公開から8ヶ月後に公開されることになったシリーズ第3作である。本作は、前作から8年後で、16歳に成長したアンディをまたもチャッキーが襲う、という物語である。
作品データを記しておくと、時間は90分、監督はジャック・ベンダー、脚本はドン・マンシーニ、撮影はジョン・R・レオネッティ、音楽はコリー・レリオスとジョン・ダンドリアの2人である。そして出演は、ジャスティン・ワーリン、ペリー・リーヴス、ジェレミー・シルヴァース、トラヴィス・ファイン、ピーター・ハスケル、アンドリュー・ロビンソン、デイキン・マシューズ、たちである。また、チャッキーの声はブラッド・ドゥーリフである。
殺人鬼の魂が乗りうつった人形・チャッキーが破壊された工場が8年ぶりに再開されることになった。そして、その第一号として作られた二企業は残骸を利用して作られたこともあって、復讐に燃えるチャッキーとして甦った。一方、あのアンディ少年の方は、16歳になり、ケント陸軍学校へ入学していた。が、チャッキーはコンピューターからアンディの居場所を突き止め、荷物に混じって陸軍学校にやってきた。そして、憑依する相手を幼年兵のタイラーに決め、アンディに対して復讐を果たそうと動き出した。が、何かと邪魔が入って、アンディに対して手を出せないでいた。一方、不審な出来事が起こることから、アンディはチャッキーに気づいた。そんな中、カーニヴァルがやってくる。ここでは2チームに分かれた戦争ゲームが行われることになっている。チャッキーは、そこでアンディの敵側が使うライフルに実弾を込めて、アンディを抹殺しようと企んだ。が、アンディはそれを乗り越え、チャッキーと対決し、遂にチャッキーを葬り去った。
シリーズ作品であることから、特に説明無しに物語に入っていけるのだが、チャッキーをモンスターとして扱い、ご都合主義が優先してアンディを狙うというだけのつまらない凡作となってしまった。(そもそも、工場の再開いうのは、チャッキーを再登場させようという意図しか見えないですし...)物語の緊張感、恐怖感も薄いようでは、余りにも安易な企画であったとしか言いようがない。実際、前作から直ぐに製作されたこともあって、チープさも結構多く見られる。
やはり、アンディが成長して青年(16歳)になっているということが、本作の失敗点の全てですね。子供の遊び相手となる人形は、年相応の子供を狙うに留めておくべきですね...
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