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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その256) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「変わった部屋」です。(「変わった」と塔ことに関しては何を持って定義するのかということがあるものの、普通の人の感覚とは、ずれているという程度の意味です。)取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・6話」、「007」からは「黄金銃を持つ男」です。

ケータイ刑事」:「・6話」。「愛しすぎた男! ~何もそこまで殺人事件」という物語。登場人物の名前が「高望奈子(たかのぞみ・なこ)」「高望竹刀(たかのぞみ・しない)」「河合壮(かわい・そう)」というように、遊び心に満ちているものとなっているということで、「ケータイ刑事」らしい遊びに満ちた物語の一つである。

モデルの高望竹刀(たかのぞみ・しない)が自宅で殺されたと言うことで、現場にやってきたちゃんと松山さん。自室というのは黄色い幕で覆われた部屋であった。竹刀は風水に凝っていて、黄色はラッキーカラーであり、日に何度かこの部屋に来て瞑想していたというのだった。また、緑がバッドカラーであったことから、彼は緑のものには決して近づかなかったということだった。また、その部屋には強い匂いが漂っていて、被害者の香水ということだった。竹刀は包丁で心臓を刺されたことによる失血死だった。

松山さんは、女性関係が犯行動機ではないかと疑ったが、被害者の妻であり、第一発見者でもあった高望奈子(たかのぞみ・なこ)は、夫は誠実な人であって、女はいないと証言し、犯人は「河合壮(かわい・そう)」だと言った。河合は10年前に奈子の夫を殺した男であった。

その河合は、簡単にちゃんと松山さんの前に現れ、簡単に逮捕された。(この時、ちゃんと松山さんの挟み撃ちで追いつめたが、「銭形家で一番足が速いのは」ということを語っていた。)で、余りにも簡単に竹刀殺しを認めた。しかし、余りにも証拠が揃いすぎていること、事件現場をウロウロしていたことなど、不審な点が余りにも多すぎたことにちゃんは疑問を持ち、河合は嘘の自供をしたものと感じていた。

再び奈子に話を聞いたちゃんだったが、奈子のアリバイ証言などから、松山さんは、名古の犯行は不可能と判断したが、ちゃんは逆に強い疑問を持ち、竹刀の死体が万歳をした無防備な状態で死んでいたことから、ちゃんは奈子が犯人でトリックがあると確信していた。

そして、松山さんと冷え性ネタで先手を打つというやりとりを経て、温めたり冷やしたりするという言葉がヒントになって、奈子のトリックに気づいた。

奈子は、竹刀を殺害した後、竹刀のバッドカラーの緑色の自家用車に乗せ、フロントガラスに日よけを置いてからエステに出掛けた。こうすることで、夏の日差しで車内の温度が上がり、死亡推定時刻を遅らせることが出来、エステにはタクシーで往復した。で、アリバイを作り、帰宅してから竹刀の遺体を部屋に戻したのだった。また、河合は奈子に惚れているという気持ちを利用して、竹刀の保険金のことを餌にして自供させるように仕組んだのだった。「証拠は?」と言う奈子だったが、バッドカラーの緑色の車には絶対に近づかない竹刀の香水が車の中に残っていたことから、竹刀は車に乗せられていたことを証明した。奈子は竹刀といつも一緒に暮らしていたので、香水の臭いに気づかなくなっていたのだった。

風水に凝っていたということで、ラッキーカラーの黄色の幕を部屋に張っていて、黄色の部屋にするというのは、普通ではないですね...(壁紙を変えるというのならばまだ分かるのですが...)

007」:「黄金銃を持つ男」。1974年のシリーズ第9作であり、かつ、3代目ボンドの第2作である。東洋(香港、マカオ、タイ)を舞台にした作品であって、オリエンタル・ムード満載の作品であるが、そこに拳銃を用いた西部劇的な要素が合体していることで、不思議な雰囲気の作品となった作品でもある。

スカラマンガの隠れ家は人里離れた島にあって、「喜びの館」と呼んでいた。そした、そこには西部劇に登場する西部の町や酒場、更にはギャングのマネキン人形などを備え、鏡のトリックを使った「殺人迷路」があった。それは、殺し屋であるスカラマンガが殺しの腕を鍛えるための訓練所でもあり、また、彼の戦歴を自慢するための場でもあった。

また、その隣には、太陽エネルギーを利用した設備も備えてあって、ソーラー発電設備や、ソーラーガンなどの武器もあった。

何だかんだで、その喜びの館に、非公式という形でやってきたボンド。スカラマンガは、自分と同等の腕前を持つボンドに親近感を持っていて、その訪問を大歓迎した。

一方、スカラマンガの忠実な部下のニック・ナックは、ことある毎に殺し屋を雇い、スカラマンガの殺しの訓練と、あわよくスカラマンガが敗れたときには、その遺産を相続できることを楽しみにしていた。で、ボンドに対しても、スカラマンガと対決させることになった。

一対一の西部劇スタイルの対決という形で幕が開いたが、スカラマンガの姿が消えた。で、ニック・ナックは、ボンドに、喜びの館・殺人迷路に案内した。そして、殺人迷路に入っていったボンドをスカラマンガが狙っていた。

最終的に、殺人迷路に自分のマネキン人形があることを利用したボンドは、そのマネキン人形と服を変えて、自分がマネキンになりすまし、スカラマンガが近づいてきた所を一発で仕留めた。

人が居ない離れた所にある島に、屋敷を作るのはともかく、趣味と実益を兼ねた部屋を用意しているというのは、やはり普通の感覚では無いですね。1人の殺しに100万ドルという高額で請け負う殺し屋であるだけに、緩鹿格も普通では無いと言うことですね...

共通点は、自宅に普通の感覚では無い部屋を作っているということと、その部屋の主は殺されている(「ケータイ刑事」では妻の手で、「007」では勝負をしたボンドによって。)ということ、及び色んなトリック(「ケータイ刑事」ではアリバイ工作も含み、「007」ではマネキン人形のカラクリなど)を張り巡らしていたということである。また、同居人(「ケータイ刑事」では妻、「007」では部下であり、執事であり、使用人であるニック・ナック)は、普通で無い部屋に関して、特に口を挟むようなことはしていないというのも共通しているところである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」ではその部屋のある住宅は普通の住宅地(世田谷区下北沢)にあったということで、簡単にいくことが出来る場所にあったが、「007」ではその部屋のある屋敷は中国の領海内にある孤島にあるため、簡単にいくことが出来ないということである。また、「007」では住宅になっているものの、リゾート地にある別荘と言った雰囲気があるのも事実であって、生活感があまり無いというのも違いと言うことになる。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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