CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL『BAYOU COUNTRY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1969年1月に発表された彼らの2nd.アルバムである。(月まで記したのは、同年に彼らは3枚のアルバムを発表しているためである。→1月、8月、11月に発表している。)彼らが大ブレイクすることになったアルバムである。チャート成績は、アメリカではBillboardで最高位7位を記録して、1969年の年間アルバム・チャートでは4位にランクインしている。(通常チャートの最高位よりも年間順位の方が高いというのは珍しいことである。)また、カナダでは18位もスウェーデンで19位、(西)ドイツで33位、イギリスでは62位を記録している。
収録曲はオリジナル盤では全7曲であったが、2009年に40周年記念盤としてリリースされたものには4曲のボーナス・トラックが追加収録されて、全11曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Born On The Bayou』『Bootleg』『Graveyard Train』『Good Golly Miss Molly』『Penthouse Pauper』『Proud Mary』『Keep On Chooglin'』。(以下、ボーナス・トラック)『Bootleg (Alternate Take)』『Born On The Bayou (Live In London, 1971/9/28)』『Proud Mary (Live In Stockholm, 1971/9/21)』『Crazy Otto (Live At The Fillmore, 1969/3/14)』。
この中からシングル・カットされたのは『Proud Mary』である。(B面曲は『Born On The Bayou』であった。)オーストリアで1位を獲得、アメリカではBillbooardで最高位2位、1969年の年間シングル・チャートでは19位にランクインを果たしている。また、カナダで2位、(西)ドイツで4位、オーストラリアで5位、ノルウェーで6位、イギリスで8位、スウェーデンで13位を記録するというように、世界的なヒットになった。
お薦め曲は、彼らがブレイクすることになった大ヒット・シングルの『Proud Mary』、それ以外からは『Bootleg』と8分半を越える『Graveyard Train』をピックアップしておく。
尚、本アルバムは、オリジナル盤では全7曲で34分弱ということで、時間的には少し短いが、ボーナス・トラックの4曲が22分強で、ボーナス・トラックが加わったことで56分を越え、ライヴ・テイクがあるなど、より充実した内容になった。
彼らのサウンドのベースにあるのはブルースであるが、そこに様々な音楽の要素を吸収して昇華させ、CCRサウンドが確立し、アメリカン・ロックの基本になったが、本アルバムはCCRサウンドの骨組みが固まったアルバムである。そのため、本アルバムの発表は'60'sであるが、'70'sのアメリカン・ロックの基礎になり、更に'80'sサウンドにも影響を与えている。内容の方は、(オリジナル盤の)時間が短いとはいうものの、捨て曲は無く、内容の方は充実しているので、
ということなので、アメリカン・ロックを聴く方は、しっかりと聴いておきたいクラシック・アメリカン・ロック・アルバムの一つである。
コメント 0