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「CHISUM」 [映画(洋画)]

表題の作品は1970年のアメリカ映画「チザム」である。日本での劇場公開は1970年10月であった。アメリカ西部開拓史に残るリンカーン郡戦争の、ジョン・チザムとパット・ギャレット、ビリー・ザ・キッドの活躍を描いた西部劇である。

作品データを記しておくと、時間は112分、監督はアンドリュー・V・マクラグレン、脚本はアンドリュー・J・フェナディ、撮影はウィリアム・クローシア、音楽はドミニク・フロンティアである。そして出演は、ジョン・ウェイン、クリストファー・ジョージ、フォレスト・タッカー、ブルース・キャボット、リチャード・ジャッケル、ベン・ジョンソン、ジョフリー・デュエル、グレン・コーベット、アンドリュー・プライン、リンダ・デイ、ジョン・エイガー、ジョン・ミッチャム、クリストファー・ミッチャム、パトリック・ノウルズ、パメラ・マクマイラー、たちである。

1870年代後半のニューメキシコ、ペコスの王者という異名を持つジョン・シンプソン・チザムは広大な牧畜王国を築き上げていた。ある日、姪のサリーが尋ねてくると言うことで、彼は相棒のペパーと共に姪を迎えに行った。その留守を狙って、彼の牧場はメキシコの盗賊たちに襲われた。そんなことになっているとは知らないチザムは、町の実力者にのし上がった新興勢力の中心人物・ローレンス・マーフィーと会っていた。マーフィーは、以前からこの辺りの土地に目をつけていて、悪辣な手段を使って縄張りを拡大し続けていたのだった。やがてサリーが到着し、その夜、パーティが開かれる。サリーは若いビリーに心を奪われるが、チザムはそれを許さなかった。やがて、悪徳保安官とグルになったマーフィーに愛想を尽かしたマクスイーン弁護士がチザム側に身を投じ、次第に対立が激しくなっていき、町を巻き込んだ争いに発展した。それぞれの側近に犠牲が出るようになった争いは、遂にリンカーン群戦争と呼ばれる町を巻き込んだものになり、マーフィーは街に火を放ち、チザムは牛の大群を暴走させて乗り込んできた。そして遂に最後の対決を迎えて、チザムは遂にマーフィーの息の根を止め、ビリーも宿敵を倒し、戦いは終わった。ビリーは町を去り、チザムは一人で町を見下ろしていた。

脚本、ストーリー展開、演出など、全ての点で「西部劇とはこういうもの」という所を見せている作品である。(主演もJ・ウェインです。)ということで、「西部劇の教科書」と言われている作品でもある。

また、本作が取り上げているリンカーン群戦争は史実でもあって、日本では余り知られていないが、西部劇でお馴染みのビリー・ザ・キッドが関わっていたなど、知識としては知っておきたいものでもある。

西部開拓史を知ることもでき、西部劇の王道をいく作品を楽しめると言うことで、しっかりと見ておきたい1本である。

 

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