CRYSTALS『DA DOO RON RON: THE VERY BEST OF THE CRYSTALS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2011年にリリースされた彼女たちのベスト・アルバムである。'60's初頭にいくつかのヒット曲を放った4人組の女性グループである。1967年に一度解散して、1971年に再結成して現在も現役であるが、'60'sの時からもメンバー・チェンジが激しく、再結成後も何度かのメンバー・チェンジが行われている。そんな彼女たちは、アルバムのリリースも多くなく、ベスト盤も殆ど出ていない。(オリジナル・アルバムが2枚、シングルが10枚しかないことを考えると、ベスト盤と言っても全曲集みたいなものになって、それだけで十分と言うことになっちゃいます...)本アルバムは、1992年にリリースされたベスト盤をベースに手直しされて、彼女たちとしては19年ぶりという形になったコンスピレーション・アルバムである。
収録曲は以下の全18曲である。『There's No Other Like My Baby』『Oh Yeah, Maybe Baby』『Uptown』『What A Nice Way To Turn 17』『He Hit Me (It Felt Like A Kiss)』『No One Ever Tells You』『He's A Rebel』『I Love You Eddie』『Another Country - Another World』『Please Hurt Me』『He's Sure The Boy I Love』『Da Doo Ron Ron』『Heartbreaker』『Then He Kissed Me』『I Wonder』『Little Boy』『All Grown Up』『Woman In Love (With You)』。
基本的に、リリース順ということになっていて、10曲のシングル曲の全てが収録されているので、内容的には特に申し分の無いものとなっている。また、こういうアルバムでは「年代順の収録」という所は資料性という点でポイントが高くなるが、そういう所も理解した上での構成であるので、資料ということでも申し分の無いものになっている。
彼女たちは全盛期は短く、大きなヒットが長く続かなかったが、'60's前半の、所謂「'60'sポップス」の明るく楽しいヒット曲を生んでいるグループの一つである。そして'60's中盤には、(第一次)ブリティッシュ・インヴェージョンによってイギリス勢にアメリカの音楽史上が席巻されることになるが、それ以前のアメリカンポップス黄金時代に名前を残しているグループの一つであるだけに、耳を傾けておくのも宜しいかと...
Da Doo Ron Ron: the Very Best of the Crystals
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Sony Legacy
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: CD
ダ・ドゥー・ロン・ロン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・クリスタルズ
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: CD
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