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CURTIS MAYFIELD『ROOTS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1971年に発表された彼の2枚目のスタジオ・ソロ・アルバムてせある。前年のソロ・デビュー・アルバムがヒットしたことで、ソロ・シンガーとしても成功した彼であるが、本アルバムによってそれをより強固なものにして、ニューソウルの旗手の一人という地位を確立した。(そして「SUPERFLY」へと繋がっていくことになる。)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位40位を記録、ブラック・アルバム・チャートでは6位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全7曲であったが、1999年に再発されたときに4曲のボーナス・トラックが追加収録されて、全11曲になった。収録曲は以下の通りである。『Get Down』『Keep On Keeping On』『Underground』『We Got To Have Peace』『Beautiful Brother Of Mine』『Now You're Gone』『Love To Keep You In My Mind』。(以下、ボーナス・トラック)『Underground (Demo Version)』『Get Down (Single Version)』『We Got To Have Peace (Single Version)』『Beautiful Brother Of Mine (Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『Get Down』『We Got To Have Peace』『Beautiful Brother Of Mine』の3曲である。

お薦め曲はシングル曲の『Get Down』『We Got To Have Peace』『Beautiful Brother Of Mine』と『Keep On Keeping On』をピックアップしておく。尚、『Get Down』のアルバム・バージョンは6分弱、『Beautiful Brother Of Mine』のアルバム・バージョンは7分半という大作であるため、シングル・バージョンとはそれぞれ異なっていて、どちらもたっぷりと楽しめる曲である。ボーナス・トラックのシングル・バージョンと聴き比べるのも面白い所である。

前作(デビュー・ソロ・アルバム)と次作(「SUPERFLY」)のそれぞれが強烈な印象を与えているため、その間に隠れて目立たないアルバムとなっていること、また、評価が十分ではないいうことから、隠れたアルバムというようになっているが、内容の方は充実している。サウンドの方もよりファンク色が出てブラック・ミュージックという部分が強くなっている。後の彼のサウンドに親しんでいると、彼らしい所が一段と出てきたことで、馴染みやすいアルバムでもある。

特に次作が'70'sの歴史的傑作アルバム「SUPERFLY」であるだけに、その前の作品として、聴いておくべきアルバムであり、かつ、もっと評価をされても良いアルバムである。じっくりと聴いておきましょう!

 

Roots

Roots

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 1999/01/19
  • メディア: CD

Roots

Roots

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Charly
  • 発売日: 2005/06/28
  • メディア: CD

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