ケータイ刑事銭形愛6話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第6話の「ステージママ・ダブルブッキング殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、サブタイトルにある言葉から「ステージママ」について、「ダブルブッキング」について、3度目のダブル・ブッキングの場所だった「網走」について、「石垣島」について記します。尚、「ステージママ」と「ダブルブッキング」は「愛・6話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/2/9、12、14付(2/14付けは2つあります。)です。
「ステージママ」:タレントのわが子につきあって、色々と世話を焼くマネージャー役を務める母親のことを言う。尚、ここで言うタレントは、主に子役として活動する者(一般的には義務教育課程にある中学生以下)を指すのだが、この物語のように、成人しているタレントの母親という場合もありである。(タレントの母親ということで条件は満たしている。)
英語の「Stage」と「Mama」という単語の組み合わせであるが、これは和製英語であって、英語では通じない。
どの国に於いても、我が子に対して大事に世話をするということは一般的であるのだが、芸能活動のマネージメントにのみ関わっている間ならともかく、仕事に関してまで口を出すようになると、何かと問題となることが多くなり、嫌われる存在にもなる。→要は、適度な範囲で接するのが一番であるが、我が子ということで、見えなくなっちゃうのでしょうね...
英語では「Stage-Mother」、ドイツ語では「Bühnenmutter」、フランス語では「Mère d'étape」、イタリア語では「Madre di Palcoscenico」、スペイン語では「Madre de la Fase」、ポルトガル語では「Fase-Mãe」、中国語では「舞台媽媽」と言う。
「ダブルブッキング」:日本語に訳すと「過剰予約」ということになり、用意できる最大数を超えて予約を受け付けることを言う。例えば、指定座席やホテルの部屋などの予約を二重に受けることをいう。また、「Overbooking」と言うこともある。(この場合は予約を定員以上に受ける、という意味が強くなる。→例えば、定員100人のところを150人の予約を受け付けた、等。)
これが日常的に起こるのは、交通関係の座席予約であって、航空業界ではしばしばこれが起こって問題になる場合がある。(航空機の場合は定員以上に乗客を乗せることは出来ない。)が、座席数の上限数までの予約としていたら、何らかの理由で出発までに現れない乗客や出発直前にキャンセルする利用客がいるものであり、空席とするのなら、多少の過剰予約をしておいて客を乗せた方が利益が出る、ということになるので、キャンセルが無く、予約者が全員現れたら、過剰予約になると言うことが日常的になっている。(過剰分をどれだけに抑えるのかという所が重要で、1人や2人であれば、たいていは問題とならないですが...)
そこから転じて、この物語の様に、仕事のスケジュールとして、同じ時間帯に複数の仕事の予定を入れることも言うようになった。(これも、1つの仕事しか出来ない所に2つ以上の仕事の予約が入るので、「過剰予約」ということになる。)
いずれにしても、これはマネージメント能力がしっかりしていれば生じないことであるので、これが問題になる場合は、自己のマネージメント能力が無いということを表しているだけである。(マネージャーが一括管理していても、マネージャーの能力が無いことだけでなく、そういう無能マネージャーを使っていることから、本人の管理責任も問われることになる。)
また、この物語の元ネタのダブルブッキングは、和泉元彌である。2001年のNHK大河ドラマ「北条時宗」(この作品には、子役時代の泪お姉ちゃま(黒川芽以さん)も出演していました。)に主演して人気が出たことで、狂言公演の依頼が急増するようになった。この時、マネージメントに問題があったことから、ダブルブッキングが多発することになり、ドタキャンが相次ぐようになった。で、マスコミ(マスゴミとも言う)が騒いだ騒動であった。
英語では「Double-Booking」、ドイツ語では「Doppelte-Buchung」、フランス語では「Réservation de Double」、イタリア語では「Prenotazione di Sosia」、スペイン語では「Registro-Doble」、ポルトガル語では「Dobrar-Reservando」、中国語では「過剩預約」または「双預約」と言う。
「網走」:北海道オホーツク総合振興局(2010年4月に網走支庁を改編して誕生した。)管内にある市であって、振興局所在地である。(同総合振興局内の人口は北見市の方が上である。)人口は約3万9000人である。(ピーク時から減少中である。)
オホーツク海沿岸の重要都市であって、オホーツク海漁業の拠点となっている。また、観光資源も豊かで、網走刑務所、小清水原生花園、流氷館、最寄貝塚、網走国定公園などは有名な観光スポットとなっている。
北海道でも東北部のオホーツク海沿岸の都市であるため、日本の中でもかなり東・北に位置している。(最北端は稚内市、最東端は根室市である。)近くの空港としては女満別空港、鉄道は石北本線と釧網本線の網走駅(複数の鉄道路線が乗り入れている乗り換え駅では日本最北の駅と言うことになる。ちなみに、どちらの線も終着駅である。)である。また、日本の鉄道駅をローマ字表記した場合、トップに来る駅である。(JRの駅を五十音順に並べると兵庫県の「相生(あいおい)駅」が先頭となる。)→何かと観光に繋がる要素の多い地方都市であって、観光産業も重要な産業の一つになっている。
「石垣島」:沖縄県の南西部、八重山諸島にある島であって、沖縄県石垣市に属している島である。面積は約222平方キロで、沖縄県内では沖縄本島、西表島に次いで3番目に広い島である。(日本全体では21番目に大きい面積の島である。)
石垣市は八重山諸島の政治、経済、教育、交通など、全ての点で中心となる都市である。(以前は八重山支庁が設置されていた。)石垣島全部と尖閣諸島から成る。(但し、尖閣諸島は無人島であるため、実質的には「石垣島=石垣市」という状況である。)人口は約4万7000人である。また。珍しいのは、石垣市内に竹富町の町役場がある。(竹富町は石垣市と隣接する町であるが、石垣島は竹富町に属さず、異なる複数の島から成っている町である。)更に、日本では最西端、かつ最南端に位置する市である。(町、村まで含めると、最南端は東京都小笠原村、最西端は沖縄県八重山郡与那国町となる。)地理的な距離では、沖縄本島よりも台湾の方が近い。
サトウキビ、杯ナップ目の栽培が行われていて、それらの農産物、また、海洋レジャーを中心とした観光産業が盛んである。
それにしても、この物語でのダブルブッキングが、日本の東端/北端に近い網走市と、南端かつ西端の石垣市というのは、余りにも離れていますね。こんなに遠い場所であれば、日帰りと言うことはまずあり得ないでしょうから、マネージメント能力を疑われるだけで、他の目的があったとしても、二度とオファーが入ることは無いと思うのですが...
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