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CLIFF RICHARD『21 TODAY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1961年に発表された彼の5枚目のアルバムであり、かつ、本国イギリスで初めてNo.1の座を獲得したアルバムである。(彼魔オリジナル・アルバムとしては2枚が全英1位を獲得しているが、その最初のアルバムである。尚、サントラ盤では2枚、コンスピレーション・アルバム3枚の全英No.1アルバムがあるが、それらを含めても最初の全英No.1アルバムである。)チャート成績は、イギリスでは2週連続の1位を獲得しているが、それ以外の国ではチャートインしていない。

尚、本アルバムは彼の21回目の誕生日(1961/10/14)にリリースされたが、アルバム・ジャケットといい、リード・トラックといい、彼の21回目の誕生日を祝っているところから来ている。

収録曲は以下の全16曲である。『Happy Birthday To You』『Forty Days (To Come Back Home)』『Catch Me』『How Wonderful To Know』『Tough Enough』『Fifty Years For Every Kiss』『Night Is So Lonely』『Poor Boy』『Y'Arriva』『Outsider』『Tea For Two』『To Prove My Love For You』『Without You』『Mighty Lonely Man』『My Blue Heaven』『Shame On You』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であるが、本国イギリスではシングル・カットされた局は無く、オーストラリアのみで『Catch Me』と『Outsider』がシングル・カットされている。で、2曲とも豪州で最高位22位を記録している。

お薦め曲は『Happy Birthday To You』『How Wonderful To Know』『Night Is So Lonely』『My Blue Heaven』というところと、豪州でのシングル曲である『Catch Me』と『Outsider』をピックアップしておく。

LP時代は考えられた構成となっていて、全16曲が8曲ずつ、A/B面に収録されていたが、ロック・ナンバーはA面に、バラードがB面に収録されていた。こういう構成は、LPでは当たり前となって、アルバムの幅を広げていたが、そういう試みは'60's初頭に行っているのも、1958年から音楽活動を行っている彼らしいところでもある。(CDの時代になって、サイド・チェンジと言うことがなくなったことで、こういうことは2枚組のアルバムでは行われても、1枚もののアルバムでは減少していっただけに、LPの時代らしい構成のアルバムと言うことが出来る。)

本アルバムは20歳の時に製作されたものであって、随分と若々しいボーカルを聴くことが出来るのだが、それにしては貫禄のあるボーカルでもあります。発表から半世紀以上が経過したが、若き日々を思うということで聴いてみるというのもまた面白い所である。

尚、曲数が多いが、時間としては約40分である。(1曲平均が2.5分ということになる。)2分未満の曲が2曲、3分を超えている曲は1曲である。が全ての曲がコンパクトに纏まっているが、こういうところも'50'sの影響もまだ残っていた'60's初頭の作品らしいところでもあって、時代を感じる所でもある。が、そのように「時代を感じる」というのも時には宜しいかと...

 

21 Today

21 Today

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pickwick
  • 発売日: 2012/01/24
  • メディア: CD

21 Today

21 Today

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1998/06/01
  • メディア: CD

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