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「COME BACK, CHARLESTON BLUE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1972年のアメリカ映画「ハーレム愚連隊」である。日本での劇場公開は1973年4月であった。NY・ハーレムを舞台にした、黒人刑事コンビの活躍するアクション・コメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は101分、原作はチェスター・ハイムズ、監督はマーク・ウォーレン、脚本はボンチェ・シュバイグとペギー・エリオットの2人、撮影はディック・クラティナ、音楽はダニー・ハザウェイである。そして出演は、ゴッドフリー・ケンブリッジ、レイモン・サン・ジャック、ジョネル・アレン、アダム・ウェイド、ピーター・デ・アンダ、ディック・サボル、レオナルド・シミノ、ミニー・ジェントリー、パーシー・ロドリゲス、たちである。

ニューヨーク市ハーレム街。例年通り、今年もハーレムを代表する人を表彰する式典が行われ、今年はハーレム街27分署の新任署長が選ばれた。その祝賀パーティの影で、裏の冷凍室でコックが首を切られた死体で発見される。傍らには「E・P・ダグラス商会」の名のある剃刀が置かれてあった。そして、その剃刀は、特注の青い刃を持ったものであって、愛用者はチャールズトン・ブルーと呼ばれていた。ハーレム警察の敏腕刑事・墓掘りジョーンズと棺桶ジョンソンのコンビは、その捜査を開始する。まずはブルーの昔の恋人てある女王陛下と呼ばれている女を訪ねる。彼女は青い刃の剃刀を整えていたものの、それが消えていた。そして更に第二、第三の事件が起こり、死体の側に青い剃刀が置いてあった。一連の事件は、1932年当時に殺された黒人ギャング・チャールズトン・ブルーの幽霊が白人ギャングを次々に殺しているかのように見えたが、まもなく犯人がカメラマンのジョーということが分かる。彼は、ハーレムから麻薬を全滅させるために殺人を犯していたのだった。そんな中、ある日、ハーレムの墓地で、マフィアとジョーの一団とが争っていて、墓掘りジョーンズと棺桶ジョンソンが出くわす。ジョーの一団はマフィアを倒し、ジョーンズたちと撃ち合いになるが、結局逃げていった。犯人を取り逃がしたことを署長に責められ、ジョーンズたちは平警官に降格されてしまう。が、捜査を続ける2人は、数日後、ジョーの居所をつきとめたジョーンズとジョンソンは、ジョーを追いつめた。しかし、そこに女王陛下が現れて、青いレザーでジョーの喉を斬り裂くと、待たせてあった32年型リンカーンに乗り、去っていった。

特にこれと言うことの無い普通の刑事アクション作品である。舞台がニューヨーク・ハーレムであるとか、黒人刑事我謝行というように'70's作品では特異な設定であるが、'70年代の作品らしい雰囲気に満ちていて、'70'sを感じる作品である。

ただ、かつてはLDでリリースされていた本作であるが、現在ではDVD化もなく、見ようとすると苦労することになるのが惜しいところである。

 

↓輸入版のビデオです。

Come Back Charleston Blue [VHS] [Import]

Come Back Charleston Blue [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS


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