石野真子『GOLDEN☆BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2007年にリリースされた彼女のベスト・アルバムである。特に、内容のあることで知られる「GOLDEN☆BEST」シリーズでのリリースということもあって、内容の方も充実している。
彼女がアイドルとして活躍していた時期は3年半ほどという短さであったが、山口百恵の後を受けて、トップ・アイドルとなった時期('70年代末期)の人気は凄まじかったですね。が、結婚引退したものの、離婚して芸能界に復帰したというのはどうなんですかね...(今では完全に女優になっているが、歌手として復帰されても...と言うところがあったのも事実でした。)
収録曲は以下の全21曲である。『春ラ!ラ!ラ!』『ジュリーがライバル』『狼なんか怖くない』『めまい』『ハートで勝負』『失恋記念日』『わたしの首領』『フォギー・レイン』『恋のハッピー・デート』『ワンダー・ブギ』『日曜日はストレンジャー』『プリティー・プリティー』『彼が初恋』『バーニング・ラブ』『彩りの季節』『思いっきりサンバ』『恋のサマー・ダンス』『私のしあわせPARTII』『明日になれば』。(以下はボーナス・トラック扱いとなっている曲である。)『空にカンバス』『マコ・パック(メドレー)』。
アイドルとしての活躍時期は決して長くなく、また、オリコンで1位を獲得したような大ヒット曲は無いが、'70'sアイドルらしい明るく元気のある楽曲に満ちていて、たっぷりと彼女の歌を堪能できる内容である。
特に、ボーナス・トラック扱いとなっている復帰後の曲である『空にカンバス』と、『マコ・パック(メドレー)』は、彼女のヒット曲を掻い摘んで楽しめるだけに、嬉しい所である。(こういう曲を収録するというのも「GOLDEN☆BEST」シリーズらしい所でありますね。)
ただ、内容的に充実しているだけに、シングル曲の収録順がリリース順になっていないという所が「資料性」としての価値を下げていて、この点が不満点となっている。(但し、再生する場合はプログラムを組めば良いので、絶対的な大きな不満とまでは成りませんが...)
アイドルを語る上ではやはり外せない一人であるだけに、手元に置いておくベスト盤と言うことでは、1枚ものでもある手軽さもあるだけに、これはこれで宜しいかと...
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