「COURS DU SOIR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1967年のフランス映画「ぼくの伯父さんの授業」である。J・タチの一連のユロ伯父さんのコメディ・シリーズの1本である。(本作は30分弱の短編である。)日本では長年にわたって劇場公開されなかったが、1995年10月になってようやく劇場公開された作品である。尚、本作は同年の「プレイタイム」という作品の合間に撮影された作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は27分、監督はニコラス・リボフスキー、脚本はジャック・タチ、撮影はジャン・バダル、音楽はレオ・プチである。そして出演は、ジャック・タチ、マルク・モンジュ、たちである。
パントマイムの先生であるユロ伯父さんが「プレイタイム」の他の出演者たちにパントマイムを教える、というものである。それをコメディ・タッチで描いている。
J・タチが得意のパントマイムを披露することになるのだが、その内容が色々とあって、たっぷりと笑わせてくれる。特に、階段に躓くというのは傑作である。その他にも、乗馬をする、テニスをする、タバコを吸うというパントマイムが見られる。
コメディ作品という位置づけが出来る作品であるが、同時に「パントマイム」を楽しむ作品でもあり、「パントマイム」を学ぼうと思う方には教材にも成る作品ということで、これはこれでいいんじゃないですか。(元々映画「プレイタイム」の撮影中に生まれたちょっとしたことから出来た作品ですし...)
コメント 0