DAVID BOWIE『ALADDIN SANE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表された彼の6枚目のアルバムである。また、彼はこれまでに8枚(1枚はベスト盤である)の全英No.1アルバムを生んでいるが、本アルバムは初めて全英No.1の座を獲得したアルバムである。チャート成績は、イギリスでは5週連続の1位を獲得し、アメリカではBillboardで17位、豪州では7位、ノルウェーで11位、カナダで20位、フランスで89位を記録している。
収録曲は以下の全10曲である。『Watch That Man』『Aladdin Sane』『Drive-in Saturday』『Panic In Detroit』『Cracked Actor』『Time』『The Prettiest Star』『Let's Spend The Night Together』『The Jean Genie』『Lady Grinning Soul』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『The Jean Genie』はイギリスで2位、アイルランドで3位、(西)ドイツで37位、アメリカでは71位を記録している。そして、2nd.シングルの『Drive-in Saturday』はイギリスで3位、アイルランドで4位を記録、3rd.シングルの『Time』はチャートインせず、アメリカのみでシングル・カットされた『Let's Spend The Night Together』はBillboardで最高位109位を記録している。
お薦め曲はシングル曲の『The Prettiest Star』と『Drive-in Saturday』、『Time』、それ以外からは『Watch That Man』とアルバム・タイトル・ナンバーの『Aladdin Sane』をピックアップしておく。
前作の大ヒットが彼の代表作とされているが、本アルバムはそれとは随分とサウンドの幅が広がり、様々な試みが行われているアルバムとなった。そのため、バラエティに富んだ内容ということになり、それが彼の音楽の幅を転げることになり、また聴きやすさも与えることになった。
「傑作」を発表したら、その次のアルバムは何かと注目されて、難しくなることが多い中、かれはそういうプレッシャーもはね除けて、前作とはまた違った傑作を生み出すことになったが、No.1アルバムを次々と生み出すだけのことはありますね。
彼のキャリアの中では、記録的な面ではポイントになるアルバムであり、キャリアの上では傑作アルバムの次に、再び傑作を生んだと言うことで、たっぷりと堪能するだけですね、本アルバムは...
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