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ケータイ刑事銭形愛10話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第10話の「大きな古時計の謎 ~代議士殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、サブタイトルにある言葉から、「古時計」について、「代議士」について、そしてこういうタイトルの曲があるので「『大きな古時計』」について記します。尚、「古時計」と「代議士」は共に「・10話[裏ネタ編]PART 1」で、「『大きな古時計』」は「・10話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/3/9、11、12、14付です。

古時計」:「古」という文字があることから、ある程度の歳月が流れた古い時計のことである。但し、一般にどの程度の歳月が流れたら「古」を使うのかは明確ではない。(感覚的に「古い」ということになるが、それも人それぞれで差がありますし...)→例えば、1年前のもの(現行モデルの一つ前の製品)と最新の製品とであっても、全モデルは「古い」ものということになる。しかし、製品としてはそれ以上古いものがたくさんあるので、1年程度であれば「古い」と言うことは少ないのが現実である。但し、1年前のものであっても、壊れていて動かない「ガラクタ」と呼ばれるものは「古い」とは言わずに「ガラクタ」と言うのが一般的である。また、組織では在籍年数の長い人を「古株」と行って「古い」と言うが、そう呼ばれるには、人の入れ替わりが激しい部署では5年もいれば「古株」になってしまうこともあるが、移動が少ない場所であれば、20~30年ぐらい在籍して「古株」と呼ばれるようになるのが一般的である。→ということで「古い」は絶対的な基準で呼ばれるのではなく、相対的な基準で使われる言葉でもある。

時計の場合は、現代の大量生産品の安物はともかく、昔の物は工芸品とか美術品や骨董品という側面もあって、ある程度の古いもの(古時計)になると、逆に価値が上がる場合がある。そのようなものを「骨董品」と呼ぶが、「古時計」と言われるものはおおむね「骨董品」と考えて良いでしょうね。(但し、「骨董品」と言うと、一般的には製造されてから100年以上が過ぎたもの、というのが一つの目安になっているので、「古時計」=「骨董品」と言い切ることは完全には出来ないのですが...)

ちなみに、『大きな古時計』という曲の歌詞では、英語の原詩では「90歳」でおじいさんが亡くなったということになっていて、製造から90年の時計ということになっているが、日本語歌詞では「100歳」でおじいさんが亡くなったことになっているため、製造から100年ということになる。よって、日本語の歌詞では100年の古時計と言うことになるため、それは「骨董品」と呼んで問題は無いでしょうね...

英語では「Old Clock」、ドイツ語では「Alte Uhr」、フランス語では「Vieille Horloge」、イタリア語では「Vecchio Orologio」、スペイン語では「Reloj Viejo」、ポルトガル語では「Relógio Velho」、中国語では「古表」と言う。

代議士」:衆議院議員のことを指して言う通称である。(同じ国会議員でも、「参議院議員」のことはこのようには呼ばない。)元々は、大日本帝国憲法の下で、国会議員は、衆議院と貴族院の二院制と定められたが、衆議院は国民から選挙(但し、選挙権にはいくつかの制約があって、日本国籍を有する25歳以上の男性であり、かつ、一定金額以上の納税者であった。尚、一定金額は次第に下げられていき、1928年以降は制限無しになった。)で選ばれる民選議員であったので、国民を代表する代議員ということで、敬意を込めて「代議士」と呼ばれるようになった。一方、貴族院は非公選議員であって、皇族議員、華族議員、勅任議員(公爵議員、侯爵議員、勅選議員の任期は終身、その他の議員の任期は7年であった。)によって構成されていたため、国民の代議員ではない、とされて「代議士」とは呼ばれなかった。それがも日本国憲法によって、貴族院が廃止されて参議院が誕生した。参議院は衆議院と同じ公選議員によって構成されたが、「代議士」という呼び方は衆議院議員ということが定着していたため、「参議院議員」のことは「代議士」とは呼ばないという所だけが受け継がれ、今日に至っている。

尚、衆議院議員と参議院議員をあわせて「国会議員」と呼ぶため、参議院議員は「代議士ではないが国会議員である」ことになる。

英語では「Representative」、ドイツ語では「Repräsentativ」、フランス語では「Représentant」、イタリア語では「Rappresentativo」、スペイン語では「Representante」、ポルトガル語では「Representante」、中国語では「議員」と言う。

『大きな古時計』」:アメリカの古くからあるポピュラー・ソングであり、原題は『My Grandfather's Clock』という。1876年に発表された曲であり、作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワークである。(彼はフォスターと共に19世紀のアメリカを代表する作曲家である。)当時はレコードは存在していなかったのだが、楽譜が売れると言うことがヒットの目安になっていて、この曲の楽譜はミリオン・セールス(100万部以上)のセールスを記録する大ヒットになった。

日本では、最初は1940年に原題を訳したタイトルである『お祖父さんの時計』として紹介された。歌はミミー宮島、作詞は門田ゆたか、仁木多喜雄の編曲である。尚、この時の歌詞はシンデレラをモチーフとしたものであって、原曲とは全く異なる内容であった。(そのため、別曲として扱われている。)

誰もが知っている『大きな古時計』としては、1962年にNHKの「みんなのうた」で取り上げられて紹介された。この時、歌詞を訳したのは保富康午であって、現在、広く知られている内容になった。また、番組で歌ったのは立川清登であった。そして、広く親しまれる曲となり、その後、小学校の音楽の教科書にも登場することになり、知名度は抜群の同様として誰もが知る一曲となった。

そして、2002年8月に、平井堅がカヴァーしてリリースしたことで、再びこの曲に注目が集まった。(この物語の本放送は2002/12/8であったが、平井堅のバージョンが大ヒットを記録した直後であった。)尚、CDとしてリリースされたのは2002年8月であって、彼の16枚目のシングルとしてリリースされた。尚、彼はそれ以前からライヴではこの曲を歌っていた。CDがリリースされると、オリコンで4週連続1位を獲得する大ヒットとなり、2002年の年間シングル・チャートでも堂々7位にランクインする、2002年を代表する1曲となった。

原曲、「みんなのうた・バージョン」、「平井堅・バージョン」の3つを比べると、原曲の歌詞は4番まであるが、「みんなのうた・バージョン」は原曲の3番を省略して4番を3番とした3番までしかなく、「平井堅・バージョン」は3番までであるが、2番のサビの部分が省略されている、という違いがある。

尚、「ケータイ刑事」は時事ネタやその時の流行っているものを取り上げる(パロディとしての場合も含む)ことが多々あるが、シリーズに於いて、当時の流行を取り入れたのはこの物語が最初であるため、この物語はシリーズに於いても一つの節目になる物語ということが出来る。

 

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