ケータイ刑事銭形海26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、2nd.シリーズの最終話(13話)であって、通算では26話となる「さよなら五代さん! ~恐怖の神経ガス殺人事件」に突入です。今回は、サブタイトルにある言葉から、「さよなら」について、「恐怖」について、「神経ガス」について記します。尚、「さよなら」は「海・13話[裏ネタ編]PART 2」で、「恐怖」は「舞・9話[裏ネタ編]PART 8」で、「神経ガス」は「海・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]」でしるしたものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/9/28付です。
「さよなら」:「さようなら」とも言う。また、漢字で表記すると「左様なら」と記す。(これは難読漢字としても知られている。)元々は接続詞であって、「それならば」という意味であった。また「然様」という表記もあって、「その通り」「そのよう」という意味もあった。それが、いつしか別れの挨拶語として定着することになった言葉である。
また、「さいなら」という言い方も広く用いられている。(「さいなら」は基本的に方言であるが、「さいなら」という地域が広く、方言というよりも準・標準語と言っても良いぐらいである。)尚、口語では「さよなら」に負けず、「さいなら」も非常に多く使われている。
別れの言葉として使う場合の表記は、ひらがなを用いることになっていて、現在では漢字表記(「左様なら」)という表記は殆ど使わなくなっている。が、小説などでは戦後間もない時期の作品までは、漢字表記されているものが多い。
それ以外の言い方としては「さらば」「あばよ」「バイバイ」などが日常的に使用されている。また、特定の仲間内では、特定の言葉が使われていることもある。(例えばそれ以外の言語での「さようなら」の意味の言葉が使われる。)→挨拶言葉であるため、一通りではなく、異なる言い方が多数あるという特徴がある。
英語では「Good-bye」または「Bye」、ドイツ語では「Auf Wiedersehen」、フランス語では「Au revoir」、イタリア語では「Arrivederci」、スペイン語では「Adiós」、ポルトガル語では「Adeus」、オランダ語では「Vaarwel」、韓国語では「アンニョンヒ カセヨ」、中国語では「再見(ズァイジェン)」と言うが、この言葉は海外旅行する場合は知っていて当然という言葉であるのは言うまでもない。(当然、挨拶言葉である「こんにちわ」「Hello」「Guten Tag」「Bonjour」「Buongiorno」「Buenos días」「Oi」「Hello」「アンニョンハセヨ」「ニイハオ」という言葉とペアにして知っておくのが当然である。)→同じ言語であっても複数の言い方があるが、上記単語は基本中の基本である。
尚、各言語でも、それ以外の言い方も数多い言葉でもある。これは挨拶言葉ならではの特徴であって、言う相手との関係に応じて使い分けが行われることが多いためである。(が、複数の言い方までは知らなくても、基本的な単語は覚えておくべきであって、外国に行った場合、何処かで役に立つはずです。)
「ケータイ刑事」では「愛」「泪・2nd.」「雷・1st.」以外は全て1クール単位で銭形/相棒のコンビが変わることになっているため、それらの最終話は区切りの物語となるのはお馴染みである。(この物語も然りですね。)尚、相棒が変わることになったのは「泪」からである。
「恐怖」:恐ろしく感じること、またはその感じのことである。恐ろしく感じるのは、自分の身に直接危害を加えられるという危険があると感じることであって、現実的な危険と、想像上の危険との両者に対する恐れである。(あくまでも、自分が何らかの害を受けるということから感じることであり、自分に対して影響を与えないものは「恐怖」とは言わない。)
尚、類義語である「恐れ」は、直接的ではなく自分の力ではどうにもならないようなものに対する畏敬の念、不気味さに対して恐ろしく感じることをいう。
医学では、神経症の一つとして考えられていて、いくつかの病気(神経症性障害、鬱病、統合失調症など)に繋がる入口のように考えられることもある。(特に精神神経科の場合。)そして、抑鬱症などから二次的な病気に発展する場合もある。
というのは、恐怖を感じると人は、神経が過敏になったり、脚などの筋肉に血液が集中されることで反応が素早くなったりする。ただ、この状態は平常時とは異なるものであるため、それが長時間続くと、身体に何らかの不調が生じやすくなる。
また、恐怖体験が後々まで影響を与えることとしては、それがトラウマになったり、恐怖症という症状に繋がることが知られている。
英語では「Fear」、ドイツ語では「Angst」、フランス語では「Peur」、イタリア語では「Paura」、スペイン語では「Miedo」、ポルトガル語では「Medo」、中国語では「恐怖」と言う。
「神経ガス」:いくつかの種類のものがあるが、いずれもが毒ガスの一つであって、有機燐系の化合物である。神経伝達物質を分解する酵素の働きを阻害するため、これが体内に入ると、筋肉を麻痺させ、窒息死させることになる。(10数分で死に至るとされている。)そのため、扱う場合は、防毒マスクは当然であるが、全身防護服を着用しなければならない。→この物語では防毒マスクを付けていたが、それだけでは実は不十分である。
というのは、神経ガスは呼吸器、鼻粘膜などから吸収されるが、皮膚からの吸収もあるためである。よって、全身防護服が必要ということになる。また、現在では解毒剤も開発されているが、言うまでもなく、死に至るまでの時間が短いため、即座に対処しなければ意味が無い。
これらは化学兵器の一つとされており、国連も大量破壊兵器としている。現在では化学兵器禁止条約によって製造と保有は禁止されている。
1936年にドイツのシュレーダーが偶然発見したことから、ジャーマン・ガス(Gガス、G剤)と呼ばれるのが最初である。第二次大戦ではドイツ軍がこれを大量生産して兵器として使用した。(アウシュビッツなどの強制収容所で使われた。)
当時はサリン、タブン、ソマンの3種類が知られているが、第二次大戦後にイギリスでVXが発見され、更にアメリカでVE、VG、VMが発見された。(VXを含めて、これらの4つは「V剤」と呼ばれている。)
その後の戦争で使われたのは、1981年~1986年のイラン・イラク戦争でイラクが使ったことがある。また、日本では戦争ではないが、1995年の地下鉄サリン事件で使われた。
尚、4つの神経ガスの中で、VXガスだけが水溶性ではないことで、大量に海洋投棄された神経ガス(アメリカに記録が残っておらず、正確な場所、量などは不明である。)に関して、極めて重大な危険の環境破壊が引き起こるとされているが、詳細は不明である。これは海水が毒物を含むことになるためである。(サリン、タブン、ソマン、マスタードガスは、水溶性であるため、海中投棄されると(海)水によって分解されるため、毒としては深刻な問題にはならないとされている。)
尚、殺虫剤もある意味では「神経ガス」である。但し、殺虫剤の対象とする蚊、蝿などの昆虫と、人間では影響度が違うため、虫は死んでも人間は平気なのである。が、人間に対して「無害」ということではなく、何らかの影響があることが確認されている。よって、長期の使用では、蓄積されることで、何らかの弊害が出るものと考えられている。(但し、現時点では、長期使用の影響にまでは十分な研究がされていない状況である。)→とりあえずは、大量の使用は絶対に止めましょう。
英語では「Nerve Gas」、ドイツ語では「Nervengas」、フランス語では「Gaz du Nerf」、イタリア語では「Benzina di Nervo」、スペイン語では「Gas del Nervio」、ポルトガル語では「Gás de Nervo」、中国語では「神經煤氣」と言う。
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