DEBORAH HARRY『KOO KOO』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼女の1st.ソロ・アルバムである。BLONDIEでの大活躍で、一躍セックス・シンボルにも成った彼女であるが、売れっ子のNろロジャースをプロデューサに迎え、話題となったアルバムであった。チャート成績の方はBillboardで最高位25位を記録したのをはじめ、カナダとニュージーランドで17位、ノルウェーで24位、スウェーデンで7位、イギリスでは6位を記録している。
収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、現在はボーナス・トラックが追加されている。(但し、いくつかのバージョンがあって、ボーナス・トラックの曲数が異なっている。)収録曲は以下の通りである。『Jump Jump』『The Jam Was Moving』『Chrome』『Surrender』『Inner City Spillover』『Backfired』『Now I Know You Know』『Under Arrest』『Military Rap』『Oasis』。(1994年のUK盤のボーナス・トラックは以下の2曲である。)『Backfired (12" Mix)』『The Jam Was Moving (12" Mix)』。(1999年のUS盤のボーナス・トラックは以下の1曲である。)『Backfired (12" Mix)』。(2011年の再発盤のボーナス・トラックは以下の3曲である。)『Backfired (12" Mix)』『The Jam Was Moving (12" Mix)』『Inner City Spillover (12" Mix)』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Backfired』はBillboardで43位、豪州で23位、ニュージーランドで28位、イギリスで32位を記録していて、1st.シングルと言うことでは好調であった。が、2nd.シングルの『The Jam Was Moving』はアメリカで82位を記録しただけであり、3rd.シングルの『Chrome』はチャートインを記録しなかった。
お薦め曲は、彼女のソロというとこの曲(ボーナス・トラックでもこの曲が共通しているが、これはこの曲が彼女の代表曲になっているということである。)ということになっている『Backfired』、シングル曲でもある『The Jam Was Moving』、更に『Jump Jump』『Surrender』『Military Rap』という所をピックアップしておく。
ニューヨーク・パンクを世界に知らしめたBLONDIEであるが、本アルバムではBLONDIEの手メー時を払拭して、'80'sらしいポップなところ、ダンス系のノリ、ロック的な所が見事に融合したサウンドになっていて、'80'sサウンドらしい聴きやすいものになっている。ということで、'80'sサウンドを聴くのであれば、BLONDIEの看板である彼女のソロ・アルバムも聴いておくべきである。たっぷりと堪能しましょう!
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