岩崎宏美『ゴールデン☆ベスト デラックス岩崎宏美~THE COMPLETE SINGLES in Victor Years』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2009年にリリースされた3枚組のベスト盤である。アルバム・副題にあるように、ビクター時代の曲を集めたアルバムである。(それだけ数多くのヒット曲がある彼女であるだけに、テーマを設けたベスト盤であっても、漏れている曲があるぐらいですし...)また、『ゴールデン☆ベスト』シリーズは、内容があること、及び低価格ということで高い評価のあるベスト盤のシリーズであるが、「デラックス」というのは、このシリーズの3枚組のものにのみ付けられた称号でもある。それだけに、内容の方も折り紙付きである。(3枚組ということで、全57曲というたっぷりさがある。ただ、これでもまだ収録曲に不足感があるのですが...)
収録曲は、DISC 1が21曲、DISC 2が19曲、DISC 3が17曲である。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『二重唱』『ロマンス』『センチメンタル』『ファンタジー』『未来』『霧のめぐり逢い』『ドリーム』『想い出の樹の下で』『悲恋白書』『熱帯魚』『思秋期』『二十才前』『あざやかな場面』『シンデレラ・ハネムーン』『さよならの挽歌』『春おぼろ』『夏に抱かれて』『万華鏡』『スローな愛がいいわ』『女優』『銀河伝説』。
DISC 2の収録曲は以下の通りである。『愛の生命』『摩天楼』『胸さわぎ』『恋待草』『すみれ色の涙』『れんげ草の恋』『檸檬』『聖母たちのララバイ』『思い出さないで』『素敵な気持ち』『真珠のピリオド』『家路』『20の恋』『未完の肖像』『橋』『決心』『夢狩人』『月光』『25時の愛の歌』。
DISC 3の収録曲は以下の通りである。『好きにならずにいられない』『小さな旅』『夜のてのひら』『最初の恋人達』『風の童話集』『ラスト・クルーズ』『聞こえてくるラプソディー』『未成年』『夢見るように愛したい』『愛を+ワン』『愛という名の勇気』『Life』『朝が来るまで』『BELIEVIN'』『笑顔をみせて』『愛がいっぱい』『許さない』。
デビュー時から高い歌唱力のあった彼女(あの淡谷のり子も、彼女の歌唱力だけは認めていたというエピソードがある。)であっただけに、DISC 1のデビュー間もない頃の多数のヒット曲も安心して聴いていられる。DISC 2になると、表現力も一段と充実してうま味も出てきており、ボーカリストとしても上手さを発揮していて、珠玉の曲が詰まっている。(DISC 3も同様であるのは言うまでも無い。)
『ゴールデン☆ベスト』シリーズの一枚であるだけに、内容が充実していることと、価格が安い(が、3枚組となると、それなりの値段になっちゃいますけど...)ことを考えると、お買い得なベスト盤である。(ただ、もう少しテーマを絞った1枚もののベスト盤を複数ということもあってもいいんじゃないかと...→「3枚組」となると、やはり垣根が高くなってしまうだけに...)
ゴールデン☆ベスト デラックス岩崎宏美~The Complete Singles in Victor Years
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: CD
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