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「THE DANCER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1999年のフランス映画「ダンサー」である。日本での劇場公開は2000年10月であった。本作監督のフレッド・ギャルソンはリュック・ベンソン監督の下で助監督をしていたが、そのベッソン監督の原案と脚本で初監督を務めることになったのが本作である。夢に向かって生きる女性の姿を描いた人間ドラマである。尚、同名邦題の作品が1987年のアメリカ映画あるが、原題は異なっている。(定冠詞が無く、また複数形である。当然、何の関係も無い作品である。)

作品データを記しておくと、時間は94分、原案はリュック・ベッソン、監督はフレッド・ギャルソン、脚本はリュック・ベッソンとジェシカ・キャプランの2人、撮影はティエリー・アルボガスト、美術はダン・ヴェイル、音楽はパスカル・ラファとパスカル・ポズの2人である。そして出演は、ミア・フライア、ガーランド・ウィット、ロドニー・イーストマン、ジョシュ・ルーカス、フェオドール・アトキン、カット・キラー、ジャロッド・バンチ、たちである。
インディアは才能豊かなダンサーで、週末はニューヨークのクラブの人気ダンサーとして天才的なダンスを披露していた。が、彼女は口が不自由という障害を持っていて、手話以外は兄の通訳が必要であった。そんな彼女はブロードウェーの舞台に立つ夢を持っていて、オーディションを受けた。しかし、彼女の兄はオーディションでインディアの通訳をすることが認められず、結果的にインディは障害のためにオーディションを落ちてしまって落胆した。そんなインディアの元に、彼女のダンスに惚れ込んだという若い科学者のアイザックがやってきて、ある相談を持ちかけた。その話というのは、体の動きを音に変換するという画期的な装置であった。これを身体の各部に取り付けると、音楽に合わせて踊るのではなく、体の動きに合わせて音楽を奏でられるというものだった。これにインディアは喜び、踊り疲れるまで踊った。そして、以後は自分の夢を実現させるだけで無く、アイザックの発明した装置を完成させるためにひたむきに踊るようになったのだった。

本作は、何と言ってもインディアのダンスである。劇中の設定以上の本物のの素晴らしいダンスを見せている。が、ストーリーの方は中盤以降は尻すぼみになっていて、折角の設定を生かしきれていないところが残念である。(結局、ダンス・シーン以外は平凡な作品になっている。)

ということで、本作は完全にミア・フライアの素晴らしさを堪能するための作品になっている。表情も豊かで、ダンスの方も感情豊かに表現している。彼女のダンスを見るだけでも価値のある作品である。(ただ、M・フライアは本作のみで消えてしまったのが残念である。)

 

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