ケータイ刑事銭形愛11話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第11話の「そんな執事に騙されて殺人事件」に突入です。(以前にPART 5まで記しているので、PART 6からということになります。)で、サブタイトルにある言葉から、「執事」について、この物語ではこれがたっぷりと出てきたことから「ミックステイスト」について、事件のあった家は昔はこれだったことから「財閥」について、愛ちゃんが手に敷いたお菓子はこれだったことから「マシュマロ」について、ラストで愛ちゃんが説明でこれを使ったことから「スイカ」について記します。尚、「執事」と「ミックステイスト」は「愛・11話[裏ネタ編]PART 1」で、「財閥」は「愛・11話[裏ネタ編]PART 2」で、「マシュマロ」は「愛・11話[裏ネタ編]PART 4」で、「スイカ」は「泪・15話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/3/16、18、19、22、24付です。
「執事」:「しつじ」と読むが、古くは「しっし」と言う言い方もあった。日本では、鎌倉時代から室町時代に、幕府の役職として「執事」というものがあった。鎌倉幕府では執権の別称であっり、政所の次官、門注所の長官の役職でもあった。また、室町幕府では、将軍の補佐役、政所の長官、門注所の長官の役職であった。(その後「執事」という役職は無い。)
現在では、事務を執り仕切る人のことを言う。特に、身分の高い人の家、または寺社に於いて、その事務や家政を執り行う人のことを言う。現代では殆どいないが、王族か、かなり莫大な資産を持った家にしかいない。
また、キリスト教では「主教」「司祭」に次ぐ第三位の聖職の名称でもある。
英語では「Butler」と言うのが一般的であるが、貴族の執事であれば「Chamberlain」、教会などの執事を「Archdeacon」または「Deacon」という。また、ドイツ語では「Butler」、フランス語では「Maître d'hôtel」、イタリア語では「Maggiordomo」、スペイン語では「Mayordomo」、ポルトガル語では「Mordomo」、中国語では「執事」と言う。
「ミックステイスト」:「ミックス」とは混ぜること、混合、混ぜたものという意味で、「テイスト」とは、味わい、風味という意味である。「ミックステイスト」とはその合成語であって、身近な食材を組み合わせて混ぜることで、全く別の料理の風味、味を作り出した食べ物のことである。
1970年代にちょっとした流行があったが、駄菓子などの身近な食材とポピュラーな調味料などを組み合わせることで、主に高級品の料理を駄菓子などの安い食材で、高級料理の真似をしたものである。(あくまでも、味を似せるものであって、本格的な味を求めるものではない。→現代風に言うと、「疑似風味料理」と言った所ですかね...)
要は、安い食材で高級料理の味を真似るというものであって、本格志向ではなく遊び心に満ちたものであった。兎に角、アイデアと工夫で、如何にして本物の味に近づけるか、というものである。よって、この物語に登場したように、「プリン+醤油」というようなあり得ない食材の組み合わせが成立するのである。が、これは所詮はニセモノであって、「本物志向」が流行すると、忘れ去られたようにブームは去ってしまった。
この物語に登場しなかったが、手軽に出来るものとしては、「麦茶+牛乳+ガムシロップ」で「コーヒー牛乳」となる。(麦茶は濃い目に出すことがポイントである。)暑い夏には、一度試してみるのも面白いでしょうね。
英語では「Mixture Taste」、ドイツ語では「Mischungsgeschmack」、フランス語では「Goût du Mélange」、イタリア語では「Gusto di Mistura」、スペイン語では「Sabor de la Mezcla」、ポルトガル語では「Gosto de Mistura」、中国語では「混合風味」と言う。
「財閥」:巨大な独占的資本家、企業家の一団であって、一族や一門から成っているものを言う。「コンツェルン」と呼ばれることもある。(同義語とされている。)
日本では、戦前の三井、三菱、住友、安田の四大財閥の力が巨大なものであって、戦後、GHQによってそれらの財閥は解体を命じられた15の財閥(先の四大財閥に11の財閥を加えたもの)を十五大財閥といって、広く知られている。(四大財閥の他は、鮎川、浅野、古河、大倉、中島、野村、渋沢、川崎の各財閥と、理研、日窒、日曹のコンツェルンである。)但し、財閥としては解体された(=特定家族の支配は終わった。)が、銀行を核として、企業グループということでは戦後も生き残った。バブル崩壊後、旧財閥の枠組みを超えた企業の統合が行われていて、現在では「財閥」としての面影は消えたが、金融コンツェルンという性格が一段と強くなっている。
現在、世界的に知られている財閥としては、韓国の現代グループ、三星グループ、LGグループ、イギリスのロスチャイルド、アメリカのシティバンク、JPモルガン、ロックフェラー、デュポン、リーマンブラザーズ、インドのタータ、ビルラ、中国の長江実業グループ、光大銀行集団、ロシアのオリガルヒなど、結構な数の財閥がある。
尚、一族ということを関係なく、単に「金持ち」のことを財閥という場合もある。(この場合は、企業集合体というものではなくなる。)
英語では「Zaibatsu」「Industrial Conglomerate」「Financial Combine」などと言い、ドイツ語では「Finanzieller Konzern」、フランス語では「Financier Associe-Toi」、イタリア語では「Lega Finanziaria」、スペイン語では「Confabulación Financiera」、ポルトガル語では「Associação Financeira」、中国語では「財閥」と言う。
「マシュマロ」:「マシマロ」または「マーシュマロウ」と表記されることもある。漢字では「真珠麿」と表記される。
洋菓子の一つであり、分類上はソフトキャンディに属するものである。砂糖、水飴、卵白、ゼラチンなどが原料として使われていて、柔らかくて弾力のある一口サイズの菓子である。
元々はアオイ科の植物であるウスベニタチアオイの根をすりつぶした粘液を原料と作られた菓子であったが、現在はウスベニタチアオイは使われない。上記原料を混ぜ、泡を立て、香料や着色料を入れて、コンスターチを敷いた型に流し込み、固めて作られる。
菓子であるので、食べ方は自由であるが、西洋では、串に刺し、火で焼いて少し溶かした状態で食べるのが普通である。また、ココアやコーヒーに入れる(浮かべる)ことも珍しくないが、日本ではそのまま食べるのが一般的である。
19世紀にヨーロッパで誕生したものであり、日本では1892年に風月堂が製造、販売した。
英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語では「Marshmallow」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Guimauve」、スペイン語では「Malvavisco」、中国語では「棉花糖」と言う。
「スイカ」:漢字では「西瓜」または「水瓜」と表記する。(一般的には「西瓜」が用いられる。)が、多くはカタカナ表記が一般的である。「水瓜」という表記は、水分が豊富で甘い汁がたっぷりということから用いられる表記である。
ウリ科の一年生果菜である。(「野菜」である。)果実が食用として利用されている。(このため「果物」という扱いがされている。)原産地はアフリカ中東部・カラハリ砂漠とされている。日本には16~17世紀に渡来したとされているが、詳しいことは分かっていない。分かっていることは中国から伝来したということである。尚、漢字表記の「西瓜」というのは「西から渡来した瓜」という中国語そのままである。
品種は150種ほどがあって、果肉は紅色、薄紅色、黄色、クリーム色などをしている。また、果肉の90%以上が水分であり、甘みを持っている。
人類が栽培している植物ということでは、古代エジプトで種子を食用とするために栽培されていたことが分かっている。そのため、人類との接触は数千年に及ぶことになる。
尚、球形、若しくは俵型の大型の果実をつけるのは夏であるが、「西瓜」は夏の季語ではなくて秋の季語である。また、「果菜」であることから「野菜」の仲間であるのだが、栄養学上は「果物」と扱われている。
西瓜には、利尿作用があり、それがむくみ、高血圧、心臓病、腎臓病の改善という効能がある。また、解熱作用があることから、発熱性の病気には有効である。また、水分が高いため、夏場の水分補給にも最適である。
英語では「Watermelon」、ドイツ語では「Wassermelone」、フランス語では「Pastèque」、イタリア語では「Anguria」、スペイン語では「Sandía」、ポルトガル語では「Melancia」、中国語では「西瓜」と言う。
イギリスロバート Freke Gould の肖像画の年長の壮大な執事
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