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DEVO『Q: ARE WE NOT MEN? WE ARE DEVO!』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼らの1st.アルバムである。シンセサイザーを中心とした音楽は'70'sに登場しているが、'70'sではまだ異端児的なものであった。彼らはそんな時代に、シンセサイザーを使った一風変わったサウンドを聴かせていて、独特のサウンドを構築することになったが、本アルバムはそんな彼らの記念フル・サイズの最初のアルバムである。(それ以前に2枚のミニ・アルバムを発表している。)チャート成績は、アメリカではBillboardで最高位78位、豪州では57位と伸び悩んだが、ニュージーランドでは7位、イギリスでは12位を記録している。

収録曲は以下の全11曲である。『Uncontrollable Urge』『(I Can't Get No) Satisfaction』『Praying Hands』『Space Junk』『Mongoloid』『Joko Homo』『Too Much Paranoias』『Gut Feeling/(Slap Your Mammy)』『Come Back Jonee』『Sloppy (I Saw My Baby Gettin')』『Shrivel-Up』。

尚、1993年のUKで再発された時には以下の9曲がボーナス・トラックとして収録された。『Freedom Of Choice Theme Song (Live)』『Whip It (Live)』『Girl U Want (Live)』『Gates Of Steel (Live)』『Be Stiff (Live)』『Planet Earth (Live)』『Social Fools』『Penetration In The Centrefold』『Soo Bawlz』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Joko Homo』はイギリスで最高位62位を記録し、2nd.シングルの『Come Back Jonee』はイギリスで60位を記録している。(イギリス以外ではチャートインしていない。)

お薦め曲はシングル曲の『Joko Homo』と『Come Back Jonee』、更にストーンズのカヴァーである『(I Can't Get No) Satisfaction』と『Too Much Paranoias』『Shrivel-Up』をピックアップしておく。

発表から30年以上が経過していることもあって、本アルバムのサウンドはシンセサイザーの技術もあって、時代を感じるものである。が、サウンドの活きの良さ、キレの良さ、格好良さに関してだけは色褪せておらず、ポスト・パンクの一つから'80'sに大きく花咲くことになった「ニューウェーブ」らしい所を聴かせてくれるアルバムである。アルバムは'70'sのものであるが、'80'sサウンドに繋がるところが多々あるだけに、'80'sサウンドがお好きな方はチェックしておくべきアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!

 

Q: Are We Not Men? We Are Devo

Q: Are We Not Men? We Are Devo

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1988/05/10
  • メディア: CD

Q: Are We Not Men A: We Are Devo (Dlx)

Q: Are We Not Men A: We Are Devo (Dlx)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2009/11/17
  • メディア: CD

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