SSブログ

DAMN YANKEES(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1958年のアメリカ映画「くたばれ!ヤンキース」である。日本では1958年2月に劇場公開されている。尚、イギリスでは「DAMN」という単語が問題となったため、「WHAT LOLA WANTS」というタイトルに改題されて公開されている。悪魔と契約した野球狂の男のドタバタを描いたミュージカル作品である。

作品データを記しておくと、時間は111分、原作はダグラス・ウォロップ、製作と監督はスタンリー・ドーネンとジョージ・アボットの2人、脚本はジョージ・アボット、撮影はハロルド・リップスタイン、音楽はリチャード・アドラー、ジェリー・ロス、レイ・ハインドーフの3人である。そして出演は、タブ・ハンター、グウェン・ヴァードン、レイ・ウォルストン、シャノン・ボーリン、ジーン・ステイプルトン、レエ・アレン、ロバート・シェファー、ラス・ブラウン、ナタニエル・フレイ、ジミー・コーマック、アルバート・リンヴィル、たちである。

野球狂の実業家てあるジョー・ボイドは大のワシントン・セネタースのファンであった。そんな彼は、今日もニューヨーク・ヤンキースを相手にして、セネタースが負けそうな試合をテレビで見ていて、気が気でない状態だった。そんな彼は、「俺がホームラン王になれたらなあ、たとえ魂を売っても…」と独り言を口にした。すると、悪魔・アプルゲイトが姿を現した。アプルゲイトは、ヤンキースの強さに反感を持っていたということもあって、ジョーを青年に若返らせてホームラン王にしてやろうと持ちかけた。で、9/24に彼が望んだ場合は元の姿に戻すという条件付きで、契約が成立した。で、若返ったジョーは「ジョー・ハーディ」の名前でセネタースと契約し、試合に出場した。ジョーは打ちまくり、セネタースは連戦連勝の白星街道を突き進むようになった。さして、首位を走っていたヤンキースに迫ってきた。が、青年のジョーは、し合いではヒーローになるが、私生活の方では独身ということで、その寂しさから、元の自分の家に下宿することにしていて、そうやって自分の妻と話をすることを楽しみにしていた。が、それを知ったアプルゲイトは、それは契約違反だとして怒り、179歳の妖女・ローラを美しい娘に変えてジョーを誘惑させるように仕向けた。が、アプルゲイトの思惑通りに事は運ばず、ローラはジョーに心を奪われた。で、アプルゲイトはジョーを、約束の9/24に元の姿に戻すことを宣言した。そして9/24がやってきた。セネタースは優勝を争っていて、9/25のし合いにセネタースが勝てば優勝するということになっていた。で、ローラは24日にアプルゲイトに睡眠剤を飲ませるという策を使った。で、25日の試合にジョーは出場した。試合は1-0でセネタースがリードしていて、残るは9回のヤンキースの攻撃だけになっていた。あと1人というところでアプルゲイトが目を覚ましたため、宣言通り、アプルゲイトは魔法を解いた。その時、ジョーはバッターが打ち上げた打球を追っていて、捕球すれば試合が終わることになる。元の中年に戻ってしまったジョーは、必死で打球を追って、見事にキャッチして試合は終わった。こうしてセネタースは優勝を果たしたが、ジョーは顔を隠すようにしてダッグアウトから姿を消したのだった。そして、帰宅すると、久しぶりに妻と抱き合った。アプルゲイトは、再びジョーを栄光の世界に出るように、新たな契約をと考えてやってきたが、夫婦で抱き合っている姿を見ると、帰るしかなかったのだった...

物語はコメディであるが、ミュージカル作品ということで、独特の間の作品になっている。が、それは'50's作品らしい独特の間になっていて、時代を感じるところでもある。

物語のアイデアとしては、誰もが考えたことがあるのでは?(本作のセネタースとヤンキースという所を自分の贔屓チームに置き換えれば、誰でも考えたことがあるのではないかと...)と思われるネタを実現しているストーリーであるため、野球が好きという方であれば、たっぷりと楽しめる作品であろう。(野球に興味が無いと、ついて行きにくいでしょうが...)

また、ミュージカル作品であるため、音楽の方にも注目である。特に、本作のようなコメディでは、音楽も笑いに繋がるところがあったり、物語の急展開を助けたりするところもあるが、そういう楽しいところがたっぷりの作品になっている。

最後に、サントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全13曲である。『Overture』『Six Months Out Of Every Year』『Goodbye, Old Girl』『Heart』『Shoeless Joe From Hannibal, Mo.』『There's Something About An Empty Chair』『Whatever Lola Wants』『A Little Brains, A Little Talent』『Whatever Lola Wants』『Those Were The Good Old Days』『Who's Got The Pain』『Two Lost Souls』『There's Something About An Empty Chair (Reprise)』。

映画と共にサントラ盤をセットにして楽しみましょう!

 

Damn Yankees: An Original Soundtrack Recording (1958 Film)

Damn Yankees: An Original Soundtrack Recording (1958 Film)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1989/11/30
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

くたばれ ! ヤンキース [DVD]

くたばれ ! ヤンキース [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。