DOKKEN『TOOTH AND NAIL』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼らの2nd.アルバムである。LAメタルを支えたバンドの一つである彼らの出世作となったアルバムである。チャート成績はBillboardで最高位49位を記録したが、ロングセラーとなって、1985年の年間アルバム・チャートでは35位にランクインしている。(最高位が50位を辛うじて割った所なのに年間がTOP 40に入るのは異例のロング・ヒットと言うことが出来る。)
収録曲は以下の全10曲である。『Without Warning』『Tooth And Nail』『Just Got Lucky』『Heartless Heart』『Don't Close Your Eyes』『When Heaven Comes Down』『Into The Fire』『Bullets To Spare』『Alone Again』『Turn On The Action』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Into The Fire』はBillboardのHOT 100にはランクインせず、メインストリーム・ロックチャートで21位を記録、2nd.シングルの『Alone Again』がHOT 100で64位を記録して、結果的に彼らのシングルの中ではキャリア・ハイとなっている。そして3rd.シングルの『Just Got Lucky』はメインストリーム・ロックチャートで27位を記録している。(やはりHOT 100にはランクインしていない。)
お薦め曲は、シングル曲の『Alone Again』『Into The Fire』『Just Got Lucky』と、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Tooth And Nail』、そして『Without Warning』をピックアップしておく。
本格的なハードなサウンドは本物であって、アメリカでもようやくハードロックが定着することになったLAメタルのブームを支えることになった彼らであるだけに、じっくりと聴いておきたいところである。アルバムとしては、売れ線を行く構成となっていて、ハードなところとゆったりとしたバラードの緩急も良く、捨て曲も無い内容のあるアルバムである。彼らの出世作でもあるだけに、必聴のアルバムである。
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