「DARBY O'GILL AND THE LITTLE PEOPLE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1959年のアメリカ映画「四つの願い」である。日本での劇場公開は1960年3月であった。ディズニー作品らしいファンタジックな作品である。また、本作には「007」シリーズで世界的な人気を獲得する前のショーン・コネリー(まだ無名に近い存在であった。)が出演していることでも知られている作品でもある。
作品データを記しておくと、時間は91分、原作と脚本はローレンス・E・ワトキン、監督はロバート・スティーヴンソン、撮影はウィントン・C・ホック、音楽はオリヴァー・ウォーレスである。そして出演は、アルバート・シャープ、ジャネット・マンロー、ショーン・コネリー、ジミー・オディア、キーロン・ムーア、エステル・ウィンウッド、ウォルター・フィッツジェラルド、デニス・オディア、たちである。
領主から農園を預かっているダービー・オギールは、老いたこともあって後任の若者・マイケルが任命されることになった。そんな中、ダービーは兎の密猟者を見張るために野に出た時、馬を追っている内に、ある古井戸に落ちてしまった。そこはいつも彼がお伽噺としてみんなに聞かせていた小人の妖精・レプリコーンたちの国だった。直ぐにダービーは小人の王の所に連れて行かれ、王様に、地上に帰さないと言われた。しかし、ダービーは、隙を見て逃げた。これに怒った王様は、ダービーの家に現れる。ダービーは酒を飲ませて朝間で引き止めると、王様の不思議な力は消えてしまった。で、王様は、釈放を条件として、3つの願いを叶えるという交換条件を出した。ダービーは、小人の妖精の願いは4つを願うとご破算になってしまうと言うことを知っていてこともあって、王様を袋の中に閉じ込めて、良い願いを考えることにした。が、第1の願いは「袋の中に王様が入ってもらう」ということとなってしまい、第2の願いは「袋の中身を疑われたダービーのために、王様が兎の姿でみんなの前に現れる」ということで使ってしまった。王様は早く国に戻るためには、ダービーに早く願いを使わせようとして、ダービーの娘・ケティとマイケルを恋中にしてしまおうと考えた。が、それによってケティは、マイケルが父に代わって農園管理人をしているということから、父が解任されたことを知り、マイケルと喧嘩してしまい、家を飛び出してしまった。そんな中、第3の願いを思いついたダービーは、袋を開けると、中には本物の兎が入っていることを知った。娘が家出したことを知ったダービーは、マイケルと共にケティを探すために山に入り、冷たくなった娘を発見した。そりは死神が家加恵に来たためだった。ダービーはケティが生き返るように願ったが、王様は、死は自分の権限外として、その願いは却下した。で、ダービーは死神の馬車の御者になることを願い、それを叶えた。で、王様はダービーが第4の願いをするように仕向け、これまでの願いはご破算になり、ケティは生き返ったのだった。
ディズ二ーらしいファンタジックな作品である。アニメにしないで実写にしている所が本作のポイントであるが、特撮技術もディズニーらしい'50年代の職人芸が使われていて、ハートフルな感じを受ける。(現在のCG中心の映像と比べると、全く感じる物が違う。)
ストーリーとしては捻りも無く、ある程度予想が付くとおりに物語が進んで行くことになるため、面白みという点では今一つである。が、子供と一緒に、家族で楽しむのならば宜しいかと...
それにしても、50年以上昔の作品であるということもあって、S・コネリーが若いですね...(当時はまだ20代でした。)
↓かつてはLDでリリースされていましたが、輸入盤ビデオしかなくて...
Darby O'Gill & Little People [VHS] [Import]
- 出版社/メーカー: Walt Disney Video
- メディア: VHS
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