DOOBIE BROTHERS『STAMPEDE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムである。マイケル・マクドナルドが加入する前のアルバムであり、自作からM・マクドナルドが加入するため、初期のウエストコースト・ロック路線の最後のアルバムということになるアルバムである。チャート成績は、アメリカではBillboardで最高位4位、カナダとニュージーランドで5位、豪州で6位、オランダで11位、イギリスで14位を記録している。また、1975年のBillboard年間アルバム・チャートでは60位にランクインしている。
収録曲は以下の全11曲である。『Sweet Maxine』『Neal's Fandango』『Texas Lullaby』『Music Man』『Slat Key Soquel Rag』『Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)』『I Cheat The Hangman』『Precis』『Rainy Day Crossroad Blues』『I Been Workin' On You』『Double Dealin' Four Flusher』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)』はBillboardで最高位11位、カナダでも11位、イギリスでは29位を記録するヒットになった。2nd.シングルの『Sweet Maxine』はアメリカで40位、3rd.シングルの『I Cheat The Hangman』はアメリカで60位を記録している。(他の国ではチャートインしていない。)
お薦め曲は、シングル曲の『Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)』と『Sweet Maxine』、それ以外からは『Music Man』『Rainy Day Crossroad Blues』『I Been Workin' On You』という所をピックアップしておく。
良い意味でも悪い意味でもM・マクドナルドがドゥービーを変えてしまうことになるが、本アルバムはそのマイケルが関わる前のラスト・アルバムということで、特定のファンには高く支持されているアルバムでもある。全編を'70'sの泥臭さを感じるウエストコースト・ロックであり、トリプル・ギターとツイン・ドラムという構成で、スケール感豊かに聴かせてくれている。
様々なサウンドがあるが、本アルバムのサウンドは泥臭さを感じる'70's前半のウエストコースト・ロックの集大成というべきものであるだけに、ロック・ファンであれば聴いておかなければならないアルバムの一つである。たっぷりと堪能しましょう!!
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