SSブログ

「無責任」(その3) [映画(邦画)]

今回は1962年12月に劇場公開されたシリーズ第2作についてです。

シリーズ第2作ニッポン無責任野郎」(1962年)
作品データーを記しておくと、1962年の東宝作品で、時間は86分、監督は古沢憲吾、脚本は田波靖男と松木ひろしの2人、撮影は飯村正、美術は小川一男、音楽は宮川泰である。そして出演は、植木等、団令子、ハナ肇、草笛光子、谷啓、浦辺粂子、藤山陽子、由利徹、犬塚弘、人見明、中北千枝子、岡部正、土屋詩朗、世志凡太、中真千子、中島そのみ、桜井センリ、安田伸、ジェリー伊藤、井上大助、堤康久、瓜生登代子、石橋エータロー、八代美紀、越後憲三、丸山謙一郎、権藤幸彦、丘照美、田辺和佳子、吉田静司、門脇三郎、岡豊、杉浦千恵、細川隆一、三井紳平、毛利幸子、内山みどり、記平佳枝、たちである。

「真面目な野郎は損をする、嬉しがらせて儲けて逃げる。」というのが無責任男・源等(みなもと・ひとし)の人生哲学であった。そんな彼は、ひょんなことから知り合った明音楽器の営業部長・長谷川に、会社の派閥争いがあることをかぎつけた。で、あの手この手で、ハッタリとお惚けとを駆使して、明音楽器に入社することを志した。そして、次期社長の椅子を狙っていた王仁専務と幕田常務の間を縫って「明音楽器は貴方のもの」とかまし、入社することに成功した。そんな彼は、丸山英子の預金を見つけると、通帳欲しさに1円玉を預金して100万とオオボラを吹いて彼女の気を引き、すかさず結婚を申込んだ。で、英子は金に弱いのか、それを受けた。結婚式は1000円会費で行われ、花嫁も花婿も式よれも金儲けのことばかり考えていた。そして新婚旅行は観光団体にまぎれ込み、飲めや歌えの大騒ぎをしたのだった。そんな等は、女の掴み方に心得があって、瞬く間に、長谷川に惚れているバーのマダムや、専務の恋人、そして社長のお目当て芸者・初太郎のハートをガッチリ掴む。そんな彼は日々金儲けに注力し、未収金取り立てる係に異動となると、取り立てた金の500万円をソックリそのまま自分名義で預金し、その利息でチャッカリと金儲けをしていた。一方、英子も等に負けずに金儲けに性を出し、食事代は割り勘、お代りは割り増し料金を取り、稼いでいた。そんな所に、アメリカのスミス楽器の御曹子が技術提携の話を持ちかけてきた。サックス・プレイヤーのゲーリーを連れて来て、売り込みに力を入れる。等もこれに力を入れ、王仁と幕田は社長への絶好の足掛かりとなるとして、提携話を実現させようと、ゲーリーと等にリベートの応酬を展開する。が、ゲーリーの正体がばれてしまい、等が取り立て金を自分名義で貯金していたことも明るみになってしまう。が、等は、「バレテしまえばハイソレマデヨ」というとで、会社を去るが旺盛な生活力は変わらなかった...

植木等のキャラだからこそ、笑って楽しめる展開であるが、本作でひとしが行ったことは完全に「横領罪」が適用されて、手が後ろに回ってしまっても当然である。まあ、'60'sの高度経済成長期ということと、等のキャラクターで、笑って楽しめば宜しいかと...(こういう作品は、色々とツッコミ所が、笑い、ツッコミ、楽しむということで、深く考えないのが良いですね...)

 

ニッポン無責任野郎 [DVD]

ニッポン無責任野郎 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。