SSブログ

「DARK TOWER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「ゴーストインフェルノ」である。日本での劇場公開は1989年2月であった。タイトルから分かるようにホラー映画であるが、同時にB級作品ということも分かってしまう邦題が何とも言えない作品である。(で、やはりB級作品である。)

作品データを記しておくと、時間は90分、原案はロバート・J・アヴレッチ、監督はケン・バーネット、脚本はケン・ウィーダーホーンとロバート・J・アヴレッチ、ケン・ブラックウェルの3人、撮影はゴードン・ヘイマン、音楽はステイシー・ワイドリッツである。そして出演は、マイケル・モリアーティ、ジェニー・アガター、キャロル・リンレイ、セオドア・バイケル、アン・ロックハート、ケヴィン・マッカーシー、たちである。

スペインのバルセロナに、美人建築家のキャロリンが手掛けた高層ビルが完成間近となった。が、その高層ビルで、窓拭きの清掃人が墜落死するという事故が起こった。これは事故と思われたが、それを皮切りに、ビルの周囲で不可思議な事件が起こる。そして、社員が銃を乱射する事件を経て、キャロリンが姿の見えぬ何者かに襲われ、彼女の秘書が殺された。警備チーフのデニスは一連の事件の捜査を始め、事件の背後に人知を越えた何かがあるものと確信した。で、超心理学者やエクソシストの協力を得て、問題の高層ビルに乗り込んだ。そして、建築デザイナーであり、キャロラインの夫が妻に殺されていて、ビルの礎に埋められていたことが分かる。事件は彼が妻に殺された恨みで怪事件を起こしていたものだった。亡霊は復讐のためにキャロリンを襲い、キャロリンを壁の中に封じ込めると復讐を終えたのだった。

地縛霊となった亡霊の復讐劇であるが、こういうネタって、形を変えているものの、このジャンルの作品では定番である。更に、物語の展開が先読みできてしまうので、これはダブルで辛いところとなってしまう。また、序盤に派手な所があるだけに、期待が膨らむのだが、そこから先は盛下がっていくといった感じであって、それだけである。

もう一捻りある(例えば、舞台を折角バルセロナにしたのだから、その特徴を引き出すとかあれば良かった...)と、B級作品の中でも怪作になったであろうが、平凡すぎるB級作品という所で終わっている作品である。(かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されないのも当然と言った所ですね...)

 

↓ビデオです。

Dark Tower [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Starz / Anchor Bay
  • メディア: VHS


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

DOOLEYS『THE BEST OF ..「D.A.R.Y.L.」 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。