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ケータイ刑事銭形海27話(3rd.1話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第27話(3rd.1話)「噂の刑事、ついに登場! ~日焼け書道家殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、ちゃんと松山さんとのやりとりの所にあった小ネタ集から、「半紙」について、松山さんが口にした「正座」について、「精神統一」について、巡査長をこうしたことから「返上」について、ちゃんが口にした「松ぼっくり」について記します。尚、「半紙」は「・12話[裏ネタ編]PART 2」で、「正座」は「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 7」で、「松ぼっくり」は「・27話(3rd.1話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/4付です。

半紙」:和紙の一つであって、毛筆書きで使用される用紙である。現在では書道をする時に使用される紙として、誰もが使ったことがある専用紙として知られている。

江戸時代には一般的な紙として普及したが、その歴史は平安時代にまで遡る。大判の杉原紙を半分に切っていたことから「半紙」と呼ばれるようになった。大きさは規格が定められていて、杉原紙が横二尺三寸(70cm)、縦一尺三寸(39cm)である。現在の半紙のサイズはその半分の大きさということではなく、約25cm×34cm程度のサイズである。(縦横にそれぞれ±1cmほどの差があるのも事実である。)ちなみに、B4サイズは257mm×364mmであり、このサイズも半紙のサイズの一つである。

大きさが手頃と言うこともあって、長く使われていたが、江戸時代になると最も普及するようになる。紙面は比較的粗いが、江戸時代には石州半紙、徳地半紙、須崎半紙、柳川半紙などが有名になり、改良された質の良いものも登場している。(大洲半紙が特に有名である。)

一般的な半紙は、コウゾ(カゾ)の木を原料として作られていたが、改良された半紙はミツマタの木を原料に使用している。現在は化学パルプが広く利用されていて、手すきではなくて機械すきであるため、品質も安定している。(しかし、高級半紙はミツマタを使用した手すきというのが現在でも相場である。)→小学校で書道の授業があるため、大量生産、大量消費されていることもあって、機械すきの大量生産品が安価になって使用されている。(とは言っても、洋紙の方が本、ノートで使用されているため、洋紙の方がより大量に消費されていますが...)

英語では「Japanese Paper for Calligraphy」または「Standard Size Japanese Paper」、ドイツ語では「Üblich Sortiere Japanisches Papier der Größe Nach」、フランス語では「Dimension Standard Papier Japonais」、イタリア語では「Taglia Standard Carta Giapponese」、スペイン語では「Tamaño Normal el Papel Japonés」、ポルトガル語では「Tamanho Standard Papel Japonês」、中国語では「八裁日本白紙」と言う。

正座」:「せいざ」と読む。(「しょうざ」と読むと意味が異り、正客の座る座席のこと、正面の座席のことになる。)「正坐」と表記することもある。日本の伝統的な座る姿勢であって、姿勢正しく座ること、若しくはその座り方のことを言う。(膝を揃えてきちんと座る座り方である。)これは畳に座る場合の姿勢であって、礼儀を重んじる座り方でもある。

元々は、神道に於いて神様を拝む場合、または仏教で仏様を拝む場合に用いられていた座り方であって、奈良時代には既に用いられていた座り方である。当時は日常的に広く使われていた訳ではなく、特別な場合に使われるものであった。その後も一般的に用いられる座り方ではなく、特別な座り方という時代が続くが、これが代わったのが江戸時代になってである。江戸時代になると、戦乱もなくなって平和になったことで、徳川将軍に対して敬意を表すということが重んじられるようになり、江戸幕府が大名に対して、将軍に向かって座る場合は正座をすることと定めた。(これによって宗教的な場以外で用いられることになった。)最初は将軍に対して大名が行う座り方であったが、これが各大名が真似る形で、自国に於いて、君主と家臣との間でも将軍と大名の関係を置き換える形で用いられるようになった。更に、これが庶民の間にも広がっていくことになり、広く普及する座り方となった。、日常生活に於いては、正座は特別な場合にのみ用いる座り方である。通常はあぐらや立て膝で座るというのが一般的である。正座は君主に対する特別な座り方であったことから、かしこまった座り方ということになっていき、江戸時代には文化芸能の世界でも、礼儀を弁えたりすることから正座が重んじられるようになっていった。

尚、和室(畳の間)で行われる葬儀の場合、読経の間は正座しているのが正しい座り方とされているが、焼香の際、足がしびれて立てなくなると不安になったら、あぐらで座ってもよい、とされている。

その一方で、朝鮮では「正座」は罪人の座り方とされているため、普通は用いられない。→同じ座り方であっても国が代わると意味が全く違うということでもある。

近年では、「正座は健康に良くない」と語られるようになっていて、特に発育期の子供に対しては正座をさせないことが推奨されている。というのは、正座を長時間続けていると足がしびれるが、これは足の上に体重が掛かるため、血流が抑えられるためである。つまり、正座を長時間続けると、血流を悪くするので健康に良くない、というのである。また、膝に負担が掛かる座り方であると言うことも指摘されている。よって、少なくとも発育期の子供に対しては正座をさせない方がよい、という考えが増えている。(こういう話しになると、直ぐに「精神論」を引っ張り出して、精神を鍛えるために行うべきという意見も出てくるが、精神論と科学的な説明では、どちらの方が信頼できるか考えたもらったら、結論は明かである。)

外国語では、以前はこれがどういう座り方であるのかを説明するような言い方(英語では「Sitting Straight」や「Sitting on one's Heels」など、ドイツ語では「Das Sitzen Gerade」、フランス語では「Au Repos Tout Droit」、イタリア語では「Sedendo Diritto」、スペイン語では「Gallina Ponedora Directamente」、ポルトガル語では「Sentando Diretamente」)がされていたが、日本文化が世界に知られるようになった現在では、英語を始め殆どの言語で日本語をローマ字にした「Seiza」という。また、中国語では「正座」と言う。

銭形姉妹は正座が苦手ということで、お姉ちゃま、お姉ちゃま、更にはちゃんたちは「足がしびれた...」と言っていたことがありましたね。

精神統一」:気持ちを一つの物事に集中させること、他のことを考えずに一つの事に集中させることを言う。

また、宗教に於いては、瞑想する際にこれを行ったりすることが求められることが多く、宗教的な儀式を行う際には、その宗教に応じたやり方で精神統一を行うことがある。

英語では「Mind Unification」、ドイツ語では「Kümmre Vereinigung」、フランス語では「Fais Attention à Unification」、イタリア語では「Unificazione di Mente」、スペイン語では「Molesta la Unificación」、ポルトガル語では「Preste Atenção a Unificação」、中国語では「精神統一」と言う。

返上」:お返しすること、受け取らないこと、返し奉ること、返すこと、を言う。尚、元の持ち主に(物を)返す場合は「返還」と言い、「元の場所に返して納める」ことは「返納」、借りた物を返す場合は「返却」、提出書類を返す場合は「返戻」、借りた金品を返すことは「返済」、納めすぎた税金を返すことは「還付」、と言って、それぞれ「返上」とは一応区別されている。(「返上」は地位、タイトルなどの無形物を返すことに対して言う場合が多い。)が、基本的には「返すこと」である。

この物語では「巡査長」という階級だったため、無形物であることから「返上」と言うことになる。

英語では「Return」、ドイツ語では「Rückkehr」、フランス語では「Retour」、イタリア語では「Ritorno」、スペイン語、ポルトガル語では「Retorno」(但し、発音は異なる。)、中国語では「歸還」と言う。

松ぼっくり」:漢字で記すと「松陰嚢」と記し、「まつふぐり」が転訛したものである。また「松ぼくり」「松笠」「松傘」「松毬」と記すこともある。(「まつかさ」と言うこともある。)

松の木の果実である。(果実と言うと、めしべの子房から発育したものであるが、これはそうではないので「果実」とは言い切れない。そもそも「果実」と言うと、食べられるという様に思うが、これは...)食べられない果実も多々ある。一応、「果実」は種子を内部に持っているので、「松ぼっくり」も「果実」の仲間と言うことに変わりは無い。

内部に種子を持ち、アカマツやクロマツでは、種子が成熟すると松ぼっくりは開き、それを風に乗せて散布が行われる。地面に落ちるのは、松ぼっくりが開いた状態になった物であるが、これは種子が成熟した時に松ぼっくりは開き、木から地面に落ちる間に風に乗せて種子を散布するためである。

松ヤニを含んでいて、しかもその形状からも燃えやすいものであり、松ぼっくりは小形燃料になるため、キャンプなどに行く場合は重宝する物である。(これを燃料にしてお湯を沸かすコンロがキャンプ用品にあります。)

英語、イタリア語、ポルトガル語では「Pinecone」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Kiefernzapfen」、フランス語では「Pomme de Pin」、スペイン語では「Piña」、中国語では「松塔兒」と言う。

 

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