DAMN YANKEES『DAMN YANKEES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1990年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。活動時期は短く、いきなりヒットを飛ばしたが、アルバム2枚で解散してしまったが、ある意味では駆け抜けていったといっていいですね。(また、元STYXのトミー・ショーがメンバーだったというのも話題の一つでした。)本アルバムは、Billboardでは最高位13位を記録し、1990年の年間アルバム・チャートでは63位、1991年の年間アルバム・チャートでは47位にランクインしている。
収録曲は以下の全10曲である。『Coming Of Age』『Bad Reputation』『Runaway』『High Enough』『Damn Yankees』『Come Again』『Mystified』『Rock City』『Tell Me How You Want It』『Piledriver』。
この中からシングル・カットされたのは5曲である。デビュー・シングルでもある『High Enough』がBillboardで最高位3位を記録して、1991年の年間シングル・チャートでは14位にランクインして、派手なデビューを果ことになった。続いて『Coming Of Age』が同60位、『Come Again』が50位を記録し、4th.シングルの『Runaway』、5th.シングルの『Bad Reputation』はBillboardのHOT 100にはチャートインし無かった。(それでも、メインストリート・ロック・チャートで、前者が9位、後者が31位を記録している。)
お薦め曲は、彼らの代表曲である美しいパワー・バラードの『High Enough』、シングル曲のの『Coming Of Age』と『Come Again』、それ以外からはバンド名であの、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Damn Yankees』、そして『Mystified』をピックアップしておく。
'70'sから'80'sにかけて、活躍したミュージシャンたちが集まったスーパーバンドであるだけに、最初からある程度のクオリティのものが得られると期待されていたが、その期待に見事に応えていて、捨て曲が無く、'80's後半のアメリカン・ロックの王道を行くアルバムとなっている。'80'sサウンド(特にロック)に親しんだ者であれば、違和感なく、たっぷりと堪能できる内容である。
そういえば、'80's初頭にはASIAというスーパーバンドが現れたが、彼らにはASIAの姿がダブル所がありましたね。(が、ASIAとは異なり、短期で解散となったため、ある意味では「夢」だったということになり、これはこれで良かったのですけど...)
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