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「無責任」(その4) [映画(邦画)]

今回は1964年7月に劇場公開された作品で、シリーズの第3作と位置づけられている作品についてです。タイトルから任侠映画っぽいものと感じられるが、やはり「無責任」シリーズらしいノリの作品である。尚、「クレイジー」シリーズの一つと数えられることもありますが...

シリーズ第3作無責任遊侠伝」(1964年)
作品データーを記しておくと、1964年の東宝作品で、時間は87分、監督は杉江敏男、脚本は池田一朗、撮影は完倉泰一、美術は村木忍、音楽は宮川泰と萩原哲晶の2人である。そして出演は、植木等、谷啓、ハナ肇、浜美枝、白冰、淡路恵子、有島一郎、由利徹、犬塚弘、平田昭彦、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、莫愁、左卜全、天本英世、桐野洋雄、ジョージ・ルイカー、加藤春哉、田武謙三、沢村いき雄、渋谷英男、夏木順平、雨宮貞子、浦山珠美、中島春雄、二瓶正也、大友伸、勝部義夫、河辺昌義、権藤幸彦、ヘンリー伴、マー・リー、関田裕、佐藤功一、吉田静司、越後憲三、小松英三郎、山田彰、大仲清治、ローランド・チコ、川又由希夫、川村郁、天見竜太郎、馬力、たちである。

生来の博奕の才能を持った上田ヒトシは、勝負事になると絶対負けないという男であった。ある日彼は、勤務先のホテルの結婚披露宴で、来客の阿波商事の花木常務と花嫁を利用して賭けを始め、夢中になって披露宴の方は滅茶滅茶になってしまう。で、彼はホテルをクビになってしまう。この位置経緯を知った阿波商事社長令嬢の啓子は、上田に同情して、彼を阿波商事社に迎え入れようとしたが、上田はこれを嫌う。が、上田のフィアンセ・泉カネ子は、上田の唯一の弱点である犬を利用して、この話を納得させた。そんな所に、大金持のバイヤー・ヘッケルが来日することになり、この機会に商談をまとめようと、阿波商事は大騒動になる。これに上田と花木は、ヘッケルが賭け事が好きという所を利用して接待し、商談をまとめた。が、その数日後、そのヘッケルは偽物であって、契約金を受取るとマカオに帰ってしまったことが判明した。で、上田と花木たちは直ぐにマカオに派遣された。マカオでも上田は生来の才能を発揮して博奕で大儲けとなる。そして、そこからの帰り道でヘッケルを発見し、問い詰めた。で背後にマカオに悪名を知られた張天玉が黒幕ということを知る。また、彼が東京で知り合った中国娘・秀玉の賭場の乗っ取りも企んでいたことも分かった。そして、全ての片を付けるために、上田は張天玉と丁半博奕の勝負を行うことにした。勝負は、犬が現れたことで出鼻をくじかれた上田だったが、次第に才能を発揮していく、最後の大勝負に勝ち、ヘッケルが持ち去った契約金も回収され、張天玉が乗っ取っていた賭場も全てが元の元塗師の所に戻ったのだった。

博奕映画の雰囲気があるものの、基本的に、これまでの作品、及び「クレイジー」のシリーズと同様に、主人公の調子のペースで進んでいく物語である。後半には日本から飛び出してマカオを舞台としているということで、シリーズの中ではちょっと雰囲気の違う作品であるが、植木等のパワーは変わらず、深く考えずに笑って楽しむ作品である。

 

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