DAN FOGELBERG『THE INNOCENT AGE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼の7枚目のアルバムである。2枚組のアルバムとして発表されたものであって、全米3位を記録した前作「PHOENIX」から2年ぶりとなった待望のアルバムということになった。(CD化それた現在でもやはり2枚組である。→1枚に収録するのは時間的にアウトであって、最低1曲はカットしないとならなくなるが、それは改編と言うことになるだけに許せない事であるため、2枚組になるのは当然である。)尚、本アルバムは2枚組にもかかわらず、Billboardでは最高位6位を記録、カナダでも30位を記録し、1982年の年間アルバム・チャートでは19位にランクインしている。
収録曲は、DISC 1が全8曲、DISC 2が全9曲である。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『Nexus』『The Innocent Age』『The Sand And The Foam』『In The Passage』『Lost In The Sun』『Run For The Roses』『Leader Of The Band / Washington Post March』『Same Old Lang Syne』。
DISC 2の収録曲は以下の通りである。『Stolen Moments』『The Lion's Share』『Only The Heart May Know』『The Reach』『Aireshire Lament』『Times Like These』『Hard To Say』『Empty Cages』『Ghosts』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Same Old Lang Syne』はアルバムよりも先行してのリリースであって、Billboardで最高位9位を記録し、1981年の年間シングル・チャートでは79位にランクインしている。2nd.シングルの『Hard To Say』はBillboardで最高位7位、カナダで最高位16位を記録、3rd.シングルの『Leader Of The Band』はアメリカで9位を記録して1982年の年間シングル・チャートでは35位にランクインし、カナダでは最高位18位を記録ている。そして4th.シングルの『Run For The Roses』はアメリカでは最高位18位、カナダでは33位を記録している。
お薦め曲はヒット・シングルである『Same Old Lang Syne』『Hard To Say』『Leader Of The Band』『Run For The Roses』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『The Innocent Age』、そして『Ghosts』をピックアップしておく。
サウンドの方は、アコースティック調の落ち着いたもので、所謂「ソフトロック」に分類されるものであり、派手な所はない。が、ゆったりとしていて落ち着いていて、ハートフルな所が伝わってくるものである。また、捨て曲もなく、心を癒してくれるものばかりである。
優しさをたっぷりと感じて、ゆったりとした気分に浸ることの出来るアルバムであって、じっくりと聴きたくなる粒ぞろいの秀曲が詰まっているアルバムである。腰を落ち着けて、ゆっくりと、そしてじっくりと聴きましょう!
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