ケータイ刑事銭形愛13話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の13話「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、五代さんにこういう形での趣旨の番組だったことから「密着」について、愛ちゃんはこれを繰り返していたことから「Vサイン」について、BS-iの社屋のここに「銭形愛」の宣伝でこれが張られていたことから「受付」について、「ポスター」について記します。尚、「Vサイン」は「泪・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 4」で、「ポスター」は「海・13話[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/4/5、7、9、13、15、16付です。
「密着」:ピッタリと付着すること、またはその状態のことをいう。これは、異なる物が物理的に接触して付着することと、特定の人に対して行動を共にすること(他人と肉体的に接触することはない。)という2つの意味がある。
また、それ以外では、(フィルム)写真に於いて、原版(ネガ)を印画紙に密着させて焼き付けして作った印画である「密着印画(コンタクト・プリント)」の省略した言い方でもある。(「べた焼き」と言うこともある。)
物の場合は、異なるものが密着することで特定の役割を果たすことになるので、有益なものと、それが障害になってトラブルになる場合とがある。
一方、特定の人に密着して取材を行う場合は、その人に対して深く、かつ幅広く取材することになり、よく行われる取材方法の一つである。(テレビ番組では「密着24時間」などというタイトルで、密着取材したものがよく放送されていますね。)
英語では「Coherence」、ドイツ語では「Verständlichkeit」、フランス語では「Cohésion」、イタリア語では「Coesione」、スペイン語では「Coherencia」、ポルトガル語では「Coerência」、中国語では「貼緊」と言う。
「Vサイン」:「ピースサイン」と言うこともある。人差し指と中指をまっすぐに伸ばし、この2本の指を離して突き出し、他の指は曲げ、手のひらは相手の方を向ける、という形を手で作ったものを言う。(じゃんけんの(標準的な)「チョキ」と同じ形である。(中には「チョキ」を親指と人差し指でという人がいるので...))
これは、勝利のアピールや平和を祈るサインとして使われる。特に有名なのは、1945/5/8の(当時の)イギリス首相・チャーチルが、群衆を前にして、戦争の継続と勝利への強い意欲を表現するために行ったものがある。この時、勝利の「Victory」ということを意味したことから「Vサイン」と呼ばれるようになった。
起源は、1337年から1453年の英仏間の百年戦争において、1415年10月のアジャンクールの戦いで、イギリス軍がフランス軍に対して使ったこととされている。
「ケータイ刑事」においては、銭形姉妹の警察手帳の写真でみんなVサインをしているのをはじめ、劇中でも数多くVサインをしている。(愛ちゃんから始まり、本家四姉妹、分家姉妹も同様です。)
写真撮影の時にVサインを行うのは、日本では'70年代から見られるようになり、'80年代以降は当たり前のように広まった。これを考えると、銭形姉妹もごく普通の高校生だということが分かるところである。
英語では「V Sign」、ドイツ語では「V-Zeichen」、フランス語では「V signent」、イタリア語では「Segnale di V」、スペイン語では「V firman」、ポルトガル語では「V assinam」、中国語では「V簽字」と言う。
「受付」:申し込み、請願、訴訟などを受けること、という意味(この場合は、「エントリー」または「受理」と言うこともある。)と、来訪者や参会者などの要件を聴き伺ってその取次などを行う場所、窓口のこと、またはそれを行っている人のこと、という意味とがある。
企業などでは、来訪者に対しての窓口として「受付」があり、来訪者はそこに行って、面会相手を呼んで貰ったりする。そのため、受付は企業に於いては対外的には顔となり、とても重要な部門と言うことになる。そのため、「受付嬢」と呼ばれる専任の担当者を別枠(特別枠)で採用をする企業も多い。ただ、その一方で、人件費削減と男女同権ということから、「受付嬢」に対する企業の考え方も変わってきて、「電脳受付嬢」と呼ばれるようなディスプレイ上で受付業務を行ったり、単に内線電話と電話帳を設置しただけで人を配置しない受付があったり、守衛の警備員が受付業務を兼ねる、というような企業も増えている。
この物語に登場したBS-iの受付は、休日だったと言うこともあるが、やはり人はおらず、簡単なものでしたね。が、放送局だったら、休日ということは特に関係なく、常時人が居てもと思うのですが...
英語では「Reception Desk」、ドイツ語では「Empfangsschreibtisch」、フランス語では「Bureau de la Réception」、イタリア語では「Scrivania di Ricevimento」、スペイン語では「Escritorio de la Recepción」、ポルトガル語では「Escrivaninha de Recepção」、中国語では「接待」と言う。
「ポスター」:広告または宣伝を目的として、壁や柱などに掲示される大型のビラ、張り紙のことである。視覚的に訴える媒体であるため、写真やイラストと共に、宣伝するもののタイトルやその内容を記した文字が記されているものである。(文字の全くないものも中にはありますが...)
通常使用されるサイズは大判の紙が用いられていて、A0やB0といったサイズのものが使われる。(A1やB1もあるが、基本的にはA0が多い。)このため、電車の車内にある吊り広告はサイズが異なっていることから「ポスター」とは言わない。
また、選挙では立候補者のポスターが掲出されることになっているが、この場合はA0やB0ではなく、A2やB2という大きさのものが一般的になる。尚、選挙ポスターの規定は公職選挙法で定められているが、これは候補者の宣伝目的で使用されるものであるものの、「広告目的」ではなくて「公告目的」という扱いとなっているため、宣伝用ではあるものの、広告目的のポスターとは区別されることになる。(また、選挙ポスターを破いたり、勝手に剥がすと罰せられるが、これも「広告目的」ではなく「公告目的」であるためである。)
また、宣伝目的ではないポスターとしては、タレントのグラビア写真、名勝地の風景写真が描かれているものなどがあって、これらは多数販売されている。
ポスターが誕生したのは18世紀後半のことである。経済が発展してきたことから、宣伝が必要となってきたこと、印刷技術の確立によって大量の複製物を簡単に作ることが可能になったことで生まれた。(登場当時は、写真はまだ存在していなかったが、イラストと文字が描かれていた。)その後、時代と共にポスターは発展していき、様々なものに利用されるようになる。また、画家が新たな表現の場としてポスターの絵を描くというのも一般的になっていった。(このため、絵画とは別の芸術品として扱われる様になったものもある。)特に20世紀前半の第一次大戦では、戦時宣伝のために広く利用され、その有用性が証明されたことで、ポスターは経済社会に於いて、なくてはならない媒体となった。(当時はテレビはまだ存在せず、映画と写真は登場していたが、一般的には紙媒体であるポスターは貴重なものであった。)第二次大戦でも同様に宣伝目的でポスターは利用されたが、戦後になるとポスターの役割は変わっていくことになる。
ポスターを変えることになったのは、テレビの登場である。テレビでは動画と音声の同時利用が可能であるということが印刷媒体であるポスターと大きく異なるところであって、ポスターを用いた宣伝目的の利用としては限界があると言われるようになった。そして宣伝目的としてはテレビCMの様に中心が代わっていくことになる。それと同時に、ポスターの新たな用途として、タレントのグラビアや風景ポスターという非宣伝目的のポスターが登場することになり、ポスター自体が一つの作品として、また商品の一つとして利用されるようになった。
「ケータイ刑事」シリーズでは、劇中に関連作品のポスターが登場するというのはお馴染みであるが、これは「愛」の時から行われていることである。(但し、当初は「ケー刑事」以外の作品のポスターが登場していたが、これが「ケー刑事」の宣伝に関するものが主流となり、ケー刑事・キャストによる他の作品のポスターも登場している。)
英語、フランス語では「Poster」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Plakat」、イタリア語では「Copra di Manifesti」、スペイン語では「Cartel」、ポルトガル語では「Cartaz」、中国語では「海報」と言う。
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