アキバレンジャー#12 [特撮]
知られているようで、謎も色々あるとされている「八手三郎」をネタにして、しかもそれが黒幕って、「原作」が全ての元になっていることを考えると凄いベタな展開ですね。が、何でもかんでも詰め込んでしまって、ちょっと雑になってしまったという印象の方が強く残った物語でした。
ところで「八手三郎」って「やつでさぶろう」と読むんじゃなかったっけ?それを「はってさぶろう」と読んでいたのは、わざとなのか、ネタなのか、はたまた公式の読み方がまたも変わったのか、今まで嘘の「やつで」という読み方が定着していたのか?色々と深読みできる所でしたね。
「最終回フラグ」ということから逃れようとする信号機の三色の3人というのはともかく、「伏線」を張りまくろうとして、いずれもが直ぐに回収されるというのは、同じ東映作品でも「八手三郎」が原作に名前が無い某シリーズでは、伏線を回収しないという三流ヘボ脚本も珍しくないだけに、直ちに回収してしまうというのは、ある意味では自虐ネタでもありますね。
物語としては、何でもかんでも詰め込みすぎていて、'60'sや'70'sの映画で、クライマックスはドタバタとなって、登場人物が入り乱れてパイ投げ合戦になってしまうという作品がいくつかあるが、そういう作品と同じ印象を受けました。が、詰め込みすぎたことがテンポの良さを生んでいて、下手なコント集なんかよりは面白く詰め込んでいましたね。が、どっちにしても「詰め込みすぎた」という印象は変わりませんが... 残念だったのは、ここで取り上げたいくつかの要素を、それぞれ丁寧に描いていたら、それぞれ、それをネタにした物語が1話ずつは確実に出来たでしょうね。とは言っても、B級らしい雰囲気で詰め込みすぎの方が良かったという気がしますが...
一応、物語としては完結ということで、次回は「反省会」と言うことになっているのだが、これって「総集編」とはどう違うのですかね?本作のことだからネタ満載ということになるものと思われるが、果たして?尚、これまでにもいくつかの番組で、最終回の後に「総集編」として色んな内容のものが放送されたことがあるが、本作に限っては、ただの「総集編」ってことはあり得ないでしょうし...
非公認戦隊アキバレンジャー 4 (最終巻) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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