SSブログ

DEE D. JACKSON『THUNDER & LIGHTNING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼の2nd.アルバムである。'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドの大ブームの時にデビューして大ヒット曲を放った彼が、一段とパワーアップして'80'sという新しい時代に向けて放ったアルバムである。が、ディスコ・サウンドのブームは既に去っていたこともあって、'80'sという時代に'70'sのディスコ・アルバムという時代錯誤となったことで、転けたことで逆に有名になったアルバムでもある。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『SOS (Love The Rescue)』『Which Way Is Up』『Living In A Dream』『Teach You Want To Dance』『Thunder & Lightning』『Trail Blazer』『Sky Walking』『I'm Dying』『Stop All This Madness』。(以下、ボーナス・トラック)『S.O.S. Megamix』『Shotgun』『How Do You Want Your Love』。

この中からシングル・カットされたのは『SOS (Love The Rescue)』であったが、本国イギリスでは特にヒットすることはなかった。但し、フランス、ブラジル、イタリアなどではそれなりのヒットになっている。

お薦め曲は、シングル曲の『SOS (Love The Rescue)』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Thunder & Lightning』、そして『Sky Walking』と『Stop All This Madness』をピックアップしておく。

サウンドの方はディスコ・サウンドであるが、かなりポップなものである。この点では'70'sディスコ・サウンドとは経路が違っているのだが、根本にあるのはやはり'70'sディスコ・サウンドである。そのため、'80年の終盤に発表された時点で、既に陳腐化した印象の方が大きい楽曲が詰まっていることになったのが残念なところであった。(出来れば後1年前に、遅くても'80年の初頭にリリースされていれば...と思う所である。)

特に「1980年」という声を聴くと、サウンドシーンは急激に変化を見せたこともあって、'79年、'80年のサウンドは大きく変化したこともあって、この時期のアルバムは「陳腐」というイメージのものと「斬新」というイメージのものとが極端に出ているアルバムが多いが、本作は前者の代表のようなものになってしまった。但し、本作は'80年の終盤に発表されたアルバムであるが、'70'sディスコ・アルバムと捉えればそれなりに楽しむことは出来るアルバムである。時代が少しずれているという印象のあるアルバムであるが、それから30年以上流れた現在では、逆に面白いかも...

 

Thunder & Lightning

Thunder & Lightning

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Self
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。