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「無責任」(その5) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーロー・シリーズの第60弾として記してきた「無責任」シリーズも今回で最後となります。で、1964年12月に劇場公開されたシリーズ最後と位置づけられている作品についてです。尚、本作も「クレイジー」シリーズの一つと数えられることもありますが... これまでの作品群と違って、時代劇となっているのが特徴である。

シリーズ第4作花のお江戸の無責任」(1964年)
作品データーを記しておくと、1964年の東宝作品で、時間は89分、原案は戸板康二、監督は山本嘉次郎、脚本は田波靖男と山本嘉次郎の2人、撮影は遠藤精一、美術は植田寛、音楽は萩原哲晶と宮川泰の2人、殺陣は久世竜である。そして出演は、植木等、谷啓、ハナ肇、草笛光子、団令子、池内淳子、藤山陽子、進藤英太郎、田崎潤、藤木悠、有島一郎、北川町子、高橋紀子、若水ヤエ子、田島義文、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、犬塚弘、小杉勇、大泉滉、平凡太郎、宮田羊容、石田茂樹、春風亭柳朝、佐田豊、山本廉、吉川満子、広瀬正一、大村千吉、草川直也、桐野洋雄、二瓶正也、土屋詩朗、井上紀明、三田照子、中山豊、生方壮児、たちである。

父親を闇打ちされて失った古屋助六は、その仇討のために江戸へ向う。しかし、狙う仇は、背中に刀傷がある、というだけであった。が、陽気な助六は、さっさと仇討ちを果たして、その後半年ばかりは江戸で遊んでくる、という気持ちでご機嫌だった。そんな助六は、鈴ヶ森で雲助に因縁を付けられている白井権八を助ける。そんな所に売り出し中の侠客・播随院長兵衛が通りかかり、助六と権八は彼の侠気にすっかり感激して付いていき、2人は長兵衛の家に居候することとなる。しかし、長兵衛の女房・おぎんは大変厳しい女だった。で、2人は吉原で石焼芋屋をやらされることになった。ある日、2人は、長兵衛の留守の時に助けを求めてきた道具屋の娘・お菊を白柄組から救けだした。で、その褒美として長兵衛から暇を貰うと、2人は吉原に向かった。助六は花魁・揚巻を狙っていた。白柄組の親分格の髭の意休も揚巻を口説こうとするが、助六はそこで威勢のいい啖呵を切って揚巻の心を掴むのに成功した。やがて、助六は揚巻から、意休の背中に刀傷があることを聞き、仇討ちの相手が分かった。で、仇討ちに走り、見事に意休を倒して仇を取った。そんな時、長兵衛は白柄組との出入りで死んでしまい、助六が長兵衛の跡を継ぐことになったのだった。

この手の作品のストーリーは、あって無いもののようなものであるのは言うまでも無く、主人公に都合が良いように物語が進んで行くが、これはこれで良いでしょう。ということで、江戸時代に舞台を移しても、植木等のパワーは全く変わっていないということで、十分楽しめる作品である。(ということで、色々と考えることを止めて、笑った楽しみ、丸く収まっていいんじゃないですか...)

 

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