「やくざ番外地」(その1) [映画(邦画)]
懐かしの邦画ヒーローシリーズの第61弾として取り上げる作品は、シリーズとしては長くなかったものの、'60年代末の1969年に丹波哲郎主演で製作された「やくざ番外地」シリーズです。(1969年9月と11月に立て続けに2作品が公開されて、それっきりということになってしまったが、一応、全2作のシリーズと言うことになっている。)
やくざ映画と言えば東映作品が余りにも有名であるが、本作は東映ではなくて日活が製作した作品である。日活のやくざ映画は独特の味がある作品が多いことで知られているが、本作もそういう作品である。また、(当時の)現代を舞台にしていることから現代任侠物語ということになっている。それらが相まって、独特の味わいのある作品となっている。尚、第2作はシリーズと言うことになっているものの、第1作の続編というものではなく、独立した物語である。
また、本作当時、既に国際的スターという地位も確立していた丹波哲郎であるが、そんな彼が主役のやくざ映画というのもまた珍しいところである。
初回となる今回は、シリーズ作品のおさらいということで、映画化された順番にタイトルを記しておきます。(2作品しかないので、「おさらい」と言うようなレベルでは無いですけど...)
シリーズ第1作「やくざ番外地」(1969年)、シリーズ第2作「やくざ番外地 抹殺」(1969年)。
次回からは、各作品について記していくことにします。(2作なので、あっという間に終わってしまいますけど...)
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