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「DEAD OF WINTER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「冬の嵐」である。日本での劇場公開は1987年10月であった。ある事件に巻き込まれた女優の恐怖を描いたサスペンス作品である。後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 3」でクララを演じるM・スティーンバージェンが三役・主演を務めている。

作品データを記しておくと、時間は101分、監督はアーサー・ペン、脚本はマーク・シュミューガーとマーク・マローンの2人、撮影はジャン・ウェインク、音楽はリチャード・エインホーンである。そして出演は、メアリー・スティーンバージェン、ロディ・マクドウォール、ジャン・ルーブス、ウィリアム・ラス、ケン・ポーグ、マーク・マローン、ウェイン・ロブソン、たちである。

冬のニューヨーク郊外のある駅で、コインロッカーから大金の入った鞄を取り出した女が何者かに殺された。犯人の男は女を殺した証拠として、彼女の左手薬指を切断した。ニューヨークに住む売れない女優のケイティ・マクガバンは、代役女優を探している広告を見て、そのオーディションを受けるため、その会場に行く。審査員はマーレーという男で、有望な女優が撮影の途中で降りてしまったということもあって、大金で採用を決定した。で、映画の内容も知らぬまま、ケイティは、この仕事に反対する夫を残して映画プロデューサーの屋敷に行った。屋敷では、車椅子に乗ったジョゼフ・ルイス博士が出迎えた。ケイティは無事に到着したことを夫に知らせようと電話をとるが、吹雪のため、電話は通じなかった。で、夫に連絡が取れないまま、メイクをしてカメラテストとなる。この時、初めて台本を渡されて、仕事が殺人ものと言うことを知った。その夜、マーレーはカメラ・テストのビデオを、ある豪邸に届けた、その豪邸の女主人・イヴリンはビデオを見て驚いた。その頃、ケイティは、睡眠薬を飲まされて寝てしまい、翌日、左手薬指が切断されていることに気がつき、絶叫した。そして、その全貌が明らかになった。精神科医のルイス博士は、ジュリーの主治医であり、ジュリーの姉・イヴリンが夫を殺してて莫大な遺産を相続したことを聞きだし、彼女を恐喝した。一方、イヴリンはジュリーを殺し屋に殺させたが、ルイス博士はケイティをジュリーの代役に仕立て、ジュリーが生きていると見せかけて、再びイヴリンを恐喝したのだった。イヴリンが妹が生きているかを確かめようとしてやってきた時、薬で眠らされていたケイティは何も言うことが出来ず、切断された左手薬指を見て、イヴリンはケイティをジュリーと思い、生きていると信じたのだった。で、イヴリンは、ケイティが1人になるのを待って、ケイティを始末しようとするが、ケイティは逆にイヴリンを殺し、イヴリンになりすまし、この屋敷から脱出する機会を待った。が、男たちはそれを許さなかった。屋敷内で上へ下へと逃げるケイティは遂に反撃に出て男たちを殺し、全てはケイティのものになるのだった...

M・スティーンバージェンの三役というのは、外見がソックリという姉妹の特徴を活かすためであるのだが、本当の姉妹であれば、本作のように指のことだけで本人と感じるであろうか?という疑問がある。とは言っても、物語としてはなかなか大仕掛けとなっていて、上手く構築されている。サスペンス度も十分あって、恐怖を感じながら堪能できる作品である。

 

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